もはや語るまでもなく有名な『味坊』グループ。中華食堂としてはもちろんのこと、本格的な中華料理を楽しみつつ飲める居酒屋としても絶大な支持を得ている名店だ。

本格的な中華朝食が食べられる『香福味坊』

そんな『味坊』が朝食を開始。朝7時から10時まで『香福味坊』(東京都千代田区神田佐久間町1-21)で本格的な中華朝食が食べられるのである。実際に食べに行ってみた。

通勤・通学時に立ち寄って朝食を食べることも可能

『香福味坊』はJR秋葉原駅の昭和通り口から出て徒歩1分。総武線や山手線、そして地下鉄の日比谷線や都営新宿線からも徒歩圏内なのでとても便利な場所にある。通勤・通学時に立ち寄って朝食を食べることも可能。筆者は中央線と総武線に乗って『香福味坊』へと向かった。



<朝食セット3種類>

揚げパン、茶葉煮味付け玉子: 500円

小肉まん2個、茶葉煮味付け玉子: 600円

えび蒸し餃子、肉焼売、揚げパン、目玉焼き、ワンタンスープ、釜焼き鴨、チャーシューと腸詰の盛り合わせ: 800円

すべての朝食セットに「食べ放題」がついてくる

朝食セットは上記の3種類で、すべてにおかゆ、豆乳、サラダ、漬物がついてくる。しかも、それらはすべて食べ放題。ちょっと考えてみてほしい。500円の朝食セットにも食べ放題がついてくるわけで、あまりにもコスパが良すぎないだろうか。たとえ500円の朝食セットでも「安いから内容が少ない」「満腹にならない」なんてことはありえない。あまりにも太っ腹すぎる!

今回は、贅沢にも800円の朝食セットをオーダーすることにした。朝からビールを飲むことも可能だが、仕事があるので今回はやめておいた。……本当は飲みたかった。いや、飲むべきだったか!? 仕事内容にもよるが、飲んだって仕事はできるよね!?

豪華なのに800円! 安すぎる朝食セット

目の前にやってきた800円の朝食セットは、800円とは思えないほど豪華だった。えび蒸し餃子、肉焼売、揚げパン、目玉焼き、ワンタンスープ、釜焼き鴨、チャーシューと腸詰の盛り合わせ、そんなに豪華なのに800円!

しかも、そこに食べ放題もついてくる。食べ放題の料理は、セルフサービス式なので、自分で皿に盛っていく。お粥、豆乳、サラダ、漬物を皿に移したら、自分のテーブルに持っていき、食べる。

中華圏へと旅行しているかのような気分になる

どの料理も、薫りからして本格的な中華。そして味付けは極めて素朴で、飽きがこない仕上がりになっているのもステキだ。揚げパンは台湾で有名な油条とよばれているもの。揚げたてなのか、とてもアツアツでフカフカホカホカ。それを豆乳に浸して食べると、中華圏へと旅行しているかのような気分になる。薫りと味が旅の思い出を呼び覚ます。

肉からあふれる濃い塩気と旨味をお粥が受け止める

お粥がどのおかずにもバッチリ合って良い。筆者はお粥をそのまま食べ、おかわりし、そこに目玉焼きと釜焼き鴨とチャーシューと腸詰の盛り合わせをのせて、ガツガツ食べた。肉からあふれる濃い塩気と旨味をお粥が受け止め、実に魅惑的なおいしさに昇華。たまらない。いいのか? 朝からこんな贅沢すぎる朝食を食べて。宇宙の法則が乱れるのではないか。

オカズを単品オーダーできるよ

朝食セットを食べ終えて店を出てから気がついたのだが、オカズも単品オーダーできるのだった。つまり朝食セットと一緒にお気に入りのオカズを追加オーダーすれば、さらに自分好みの朝食にできるかもしれない。たとえば、茶葉煮味付け玉子を追加して釜焼き鴨やチャーシューと一緒に食べたり、最高ではないか!?

秋葉原で働いている人は羨ましい

あまりにも贅沢かつ癒やしの朝食が食べられる『香福味坊』。満腹になりつつ、総武線と中央線に乗って家に帰ったのであった。秋葉原で働いている人はいいなあ。すぐに『香福味坊』の朝食が食べられて! 羨ましいぜ……。

ちなみに豆乳には、砂糖を入れたり酢を注いだりして味変するといいぞ。もちろんそのままでもうまい!

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)