俳優の大泉洋(51歳)が、6月10日に放送されたバラエティ番組「世界まる見え!テレビ特捜部」(日本テレビ系)に出演。“人助けした経験”について語った。

主演映画「ディア・ファミリー」の宣伝を兼ねて、同番組に出演した大泉。「大泉さん、人助けしたことは?」と聞かれ、「あるんです。昔、北海道の番組でムツゴロウ釣りを体験したんです」と“人助け”エピソードを話し始める。

大泉によると、その釣りは「干潟で。名人っていうおじいちゃんと一緒に3人でやってたの。難しくて全然釣れないんですよ。で、延々と釣れないうちにどんどん満潮になってきちゃって。どんどんどんどんぬかるんでっから、帰れなくなっちゃう。もうダメだ、諦めて帰ろうって。もう必死に漕いでやっと着いたんだ。そしたら、荷物を持ってこなきゃいけなかったADの子が遅れちゃって」と、スタッフの一人が戻って来られなくなったという。

大泉は「ADってのは、『大丈夫?』って聞いたら100%『大丈夫』って言いますからね。『大丈夫?』『大丈夫です!』って、どんなに大丈夫そうじゃなくても言うんですよ。でもその時に『大丈夫?』って言ったら『無理です!』、無理だって、あのADが無理だって。僕、もう一回戻って干潟に。荷物一緒に持ってやって。ほんとに命からがら上がってきたから。だからそいつは今でも俺のこと命の恩人だと思ってる」と語る。

そして「必死になって戻ってきて。名人どうしたんだったら、名人とっくに上がってたんすよ。名人もっと早くに、『そろそろ上がんな』って言えばいいのに。ずっと前から『危ないよ〜、満潮になったらな〜』って。おめえが早く言え良かったんだよって」とぼやいた。