「夢のチョコレート工場」の撮影で使用された“金の券”がオークションに出品される。

ロアルド・ダールが1964年に発表した児童小説「チョコレート工場の秘密」を原作に、1971年に公開された同作では、“金の券”を手に入れたチャーリー、オーガスタス、バイオレット、ベルーカ、マイクの5人の子供たちが、世界的に有名なチョコレート工場に招待される姿が描かれていた。

6月12日にロンドンのオークションハウス、ボナムスで開催される同オークションに出品される小道具の“金の券”の予想落札価格は約300万円から400万円となっている。

同アイテムの説明欄によると、50年経過した今でも印刷された文字が映画通りに残っているというこのレアな“金の券”は、売り手が1970年代後半にハリウッドの映画業界で働いていた人から贈られたものだという。

同映画で監督を務めたメル・スチュアートは、撮影用に作られた同券を厳重に管理していたそうで、これまでオークションに出品されたものは全て元出演者が保管していたものだそうだ。

今回出品された“金の券”がどのキャラクターのものだったかは明らかになっていないものの、ベルーカ役を演じたジュリー・ドーン・コールは2019年に約300万円で自身のものを売却していた。