新曲「コロンブス」のミュージックビデオが大炎上し、公開停止となったMrs. GREEN APPLEの大森元貴が、同MVを制作した経緯などについて公式サイトで説明し、謝罪した。

公式サイトに掲載された「Mrs. GREEN APPLE『コロンブス』ミュージックビデオについて」の全文は次の通り。

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「コロンブス」のMusic Videoを制作するにあたり、

・年代別の歴史上の人物
・類人猿
・ホームパーティー
・楽しげなMV

という主なキーワードを、初期構想として提案しました。

類人猿が登場することに関しては、差別的な表現に見えてしまう恐れがあるという懸念を当初から感じておりましたが、類人猿を人に見立てたなどの意図は全く無く、ただただ年代の異なる生命がホームパーティーをするというイメージをしておりました。

しかしながら、意図とは異なる伝わり方もするかもしれないと思い、スタッフと確認し合い、事前に特殊メイクのニュアンス、衣装、演じ方のフォロー、監修をしていたつもりではおりましたが、そもそもの大きな題材として不快な思いをされた方に深くお詫び申し上げます。

決して差別的な内容にしたい、悲惨な歴史を肯定するものにしたいという意図はありませんでしたが、上記のキーワードが意図と異なる形で線で繋がった時に何を連想させるのか、あらゆる可能性を指摘して別軸の案まで至らなかった我々の配慮不足が何よりの原因です。

「コロンブスの卵」というキーワードから制作に取り掛かり、前向きにワクワクできる映像にしたいという気持ちが、リスクへの配慮をあやふやにし、影響を及ぼしてしまったと認識しております。

こちらの意図する物語の展開としては、歴史的時間軸は存在せず、類人猿も人の祖先として描きたかった。そして時間の垣根を越えてホームパーティーをする。

これはあり得ない話であり、あくまでフィクションとしての映像作品であると。

ただ、ある事象を、歴史を彷彿とさせてしまうMVであったというご指摘を真摯に受け止め猛省しております。

この度は本当に申し訳ございませんでした。

以後このようなことが無いよう、細心の注意を払い、表現することに対して誠実に、精進してまいりたいと存じます。

Mrs. GREEN APPLE 大森元貴