お笑いコンビ・スリムクラブが、6月15日に放送されたトーク番組「イシバシハザマのもてなし」(茅ヶ崎エフエム・BSよしもと)に出演。「クセスゴ」収録前日に起きた“解散危機”を明かした。
茅ヶ崎在住のお笑いコンビ・イシバシハザマの冠番組に、初めての芸人ゲストとしてスリムクラブの2人(真栄田賢、内間政成)が登場。いろいろなトークが進む中で、真栄田は「4日前に、こいつ本当怖いですよ。芸人辞めるって言ったんですよ。スリムクラブ解散することになったんですよ」と明かし、イシバシハザマの2人を驚かせる。
真栄田によると、「『きつかった』って、今まで。『分かるよ』って言った。俺がもう『きつかったら辞めてもいいよ』って言ったら、『辞めます』って。号泣して。『きつかったんだな』って。『やっときつさも認めたし、言えてよかったよ』って。『俺はお前とやりたいけど、きついのはもう辞めていいし、お前の人生だから』って。『友達でいような』」と、内間の希望を真栄田が受け入れる形で、解散を決めたという。
その翌日、バラエティ番組「千鳥のクセスゴ!」(フジテレビ系)の収録があり、「(内間が)先入ってて、もう目真っ赤で。俺のこと“けんさん”って言うんですけど、『けんさん…けんさんの俺を…自分の本心に気づいてしまって。俺はただ、こういう現場とかけんさんと居たいだけです』って」と内間に言われた真栄田は「じゃあ解散しなくて良くないか?」と素朴な疑問を抱いたが、「(内間は)芸人としての自信がない、と。芸人ができない。芸人像があるらしくて。俺はその芸人像を知らないけど、俺はそれを求めてないし。大学生の頃からのお前、友達のままのお前でいいんだよって。お前の言ってる通り、そばに居たいんなら、そばに居るだけでいいよって」と話した結果、最終的には内間も「じゃあ、居ます。それでいいなら、居させてください」と、解散は撤回されたそうだ。
そして、真栄田は「俺は素の内間でいいって言ってるでしょ。ずっともう20年間。必ずいらんことするんですよ。自分がダメだと思ってるから。早くツッコんだりとか、賢そうなこと…そうじゃない、そうじゃない。お前に戻れ、お前に戻れって。それがやっと、パカンと、4日前、フジテレビの楽屋で、やっと言ってわかったから、20年かかった。『素でいいんですか?』って言って。『じゃあけんさん、ニューススリムクラブで頑張りましょう』」「スリムクラブは一度死にました。そして生まれ変わった」と解散危機の顛末を語った。
なお、内間が理想とする芸人像は「ブラックマヨネーズの吉田さん」だと明かしたが、真栄田は「でも、吉田さんはお前になれないんだよ。テリー伊藤さんが言ってたんすよ。レースクイーンは松たか子になれない。松たか子もレースクイーンになれない。それぞれでいいんだよ。お前でいいんだ」と語った。