編集部の「これも食べたい!」
フランスの金平糖
「フランスの金平糖」1袋550円。お店に足を運べば、予約なしで購入できます。
圧巻は、レジ横で見つけた金平糖。小さいけれど非常に手間のかかる金平糖ですが、なんと祐子さんの手作り。しかも、こちらにも、ハーブを使っているんです。金平糖は、核となる材料に糖蜜をかけては乾かし、かけては乾かしを繰り返し、イラと呼ばれる角を作り、仕上げていきます。
その昔は、インド舞踊を嗜んだこともあるという道野祐子さん。チャーミングなマダムは、ひとりでインドを旅したり、愛車のスーパーカブで日本一周旅行をするなど、アクティブでもあります。
その核となる材料に、クミンシードやフェンネルシードを使い、ボウルひとつで作っているというから驚きです。実は、この金平糖も団田さんのお気に入りで、いわく「特にクミン入りの金平糖の破壊力がすごい!」というその言葉どおり、一度口にしたら忘れられないお菓子。祐子さんの発想と仕事ぶりに脱帽です。
教えてくれた人団田芳子/Yoshiko Danda
生まれも育ちも、そして仕事場もずっと大阪という、大阪を愛してやまないライター。食・酒・旅・大阪についての記事を数多く、取材、執筆。料理人からの信頼も厚く、“姐さん”と呼ばれ、親しまれている。著書に『私がホレた旨し店 大阪』(西日本出版社)、『ポケット版大阪名物』(新潮文庫・共著)などがある。
Michino Le Tourbillonミチノ・ル・トゥールビヨン
patisserie PECHEMIGNON/パティスリー ペシュミニョン
大阪府大阪市福島区福島6-9-11 神林堂ビル1F
06-6451-6566
営業時間:ランチ11:30~14:30(LO 13:00)、ディナー17:30~22:30(LO 19:30) ※営業時間の変更などは公式サイトにて確認を
定休日:月(祝日の場合は翌火)
\from Editor/
少し前に金平糖の取材をして、その手間暇を聞いていただけに、自家製というスパイス入りの金平糖には驚きました。スパイス好きにはたまらない、香りと刺激です。取材でお会いしたマダムの祐子さんは気取らない本当にチャーミングな女性であり、パティシエ。作り手のそんな人柄も、お菓子をより一層、おいしくしている気がします。
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
写真/吉村規子 文/齋藤優子 企画・編集/吉村セイラ