アーノルド・シュワルツェネッガーが、気候変動に取り組むために「必要なことは何でもする」べきだと呼び掛けた。
8年前にオーストリア・ワールド・サミットを設立したシュワルツェネッガーは、ウィーンで開催された今年の同イベントのオープニングスピーチで、話し合いの時は終わり、「未来を救う」ために「行動」をとる必要があると警告した。
世界中のさまざまな産業や分野から代表者が出席したこのイベントで、前カリフォルニア州知事のシュワルツェネッガーは、「我々の関心は行動だ」「話し合いだけでは私たちは救われない。私たちは皆、汚染のない世界という同じビジョンを共有している。子供たちを救うために、地球を救うために、未来を救うために、出血を止めるために必要なことは何でもしなければならない」「あなたには力がある」と語った。
10年以上にわたって環境保護活動に力を注いできたシュワルツェネッガーは、以前にも汚染レベルを下げることにエネルギーを注ぐよう人々に呼びかけており、2021年の同サミットで「汚染は第一の敵だ。気候変動の原因そのものだ」「人間はそれを解決することができる」と主張していた。
また気候変動の脅威に人々が「混乱し、同調していない」理由を、世界に「希望がないから」だとし、ヒット映画「ターミネーター」シリーズで描かれた破壊になぞらえ、「誰も希望のない映画に巨額の資金を投じようとはしない」と説明していた。