6月28日に放送された情報番組「ニュースーン」(NHK総合)で、この日、初の女性検事総長が誕生したと紹介され、連続テレビ小説「虎に翼」放送期間中に裁判官、検察官、弁護士のいわゆる“法曹三者”のうち2つのトップが女性となったと紹介された。

「虎に翼」の主人公・寅子のモデルとなった三淵嘉子さんを長く取材したNHK解説委員室解説主幹・清水聡氏が番組に出演し、ドラマの中で放送された“愛のコンサート”についての解説を行った。

そして清水氏は「今日は、もう1つお伝えしたいことがあります。政府は、今日の閣議で新しい検事総長に東京高検の畝本直美検事長を起用する人事を決めました。初の女性検事総長誕生」とコメント。

さらに清水氏は「実は今年は日弁連、日本弁護士連合会の会長も渕上玲子さん。初の女性。つまり法曹三者のうち二者が初めて女性。ドラマをやっている中で画期的な出来事になったわけです」と話す。

清水氏は、最高裁だけはまだ女性の長官が出ておらず「最高裁の女性活躍の取り組みが今後問われるというところですかね」と語った。