宇宙航空研究開発機構(JAXA)が1日午後0時6分、新型基幹ロケット「H3」の3号機を鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げた。

同じ時間に近辺を通過していた飛行機内から打ち上げの模様を目撃した人もみられ、Xで反響を呼んでいる。

 

■無事に打ち上げ成功

H3ロケットをめぐっては、1号機が昨年3月に地球観測衛星「だいち3号」を搭載して打ち上げられたものの、2段目のエンジンに着火せず失敗し、だいち3号も失われた。今年2月にはH3ロケット2号機が打ち上げられて成功したが、搭載されていたのは衛星と同じ重さのダミーだった。

今回の3号機には、新たに「だいち4号」が搭載。無事に打ち上げられ、予定通りにだいち4号が分離されて軌道に投入された。だいち4号は、地球全体を定期的に観測することにより、日本の国土の地殻変動や災害状況、環境の変化の把握などに役立つことが期待されている。

 

関連記事:上空1万6000フィートから落ちたiPhoneが無傷で発見 Apple社へ称賛の声

■三菱電機も「いってらっしゃい」

三菱電機の公式Xでは、「当社が開発・製造をしただいち4号を載せた、H3ロケットが無事打ち上げられました! いってらっしゃい! 頑張れだいち4号!」と投稿。

添えられた動画では、打ち上げの様子が地上から撮影されており、轟音とともに空へと昇っていくH3ロケットの迫力ある姿が映っている。

関連記事:飛行機内に食べ物持ち込んだ搭乗客を注意した人物は… 「フレンドリーで素敵」と好評

■機内の乗客から「すごーい」

そんななか注目を集めたのは、石川県金沢市で印刷を手がける「橋本清文堂」公式Xの投稿。

「種子島付近をフライト中 機長から『種子島宇宙センターからロケット打ち上げ中です』とアナウンス。ラッキー!!」と機内から撮影した動画を添えている。どうやら、幸運にも今回の打ち上げと同じ時間帯に付近を通過する飛行機に乗っていたようだ。

飛行機の窓からは、ロケットが空へと向かって上昇し、まっすぐに白煙が尾を引く様子が映っており、機内の乗客から「すごーい」と歓声もあがっている。

 

関連記事:吉高由里子、飛行機内で静かなる“熱い激闘” 「まさに迫真」「手に汗握る」の声

■「すごい体験」「どんだけ徳を積んで…」羨む声

同社の投稿に、ユーザーからは「すごい特等席」「なんとラッキーなのでしょう」「これは最高の眺め」「機上から打ち上げの様子を目にできるなんてすごい体験」「自分乗ってたら興奮しちゃうな。1回見れるだけでも運が良い」との声が。

当初の予定では、打ち上げは6月30日を予定していたが、天候不良のため1日に延期されていたことから、「今回は特に1日延期されて平日になっちゃったから、狙って見れない打ち上げを見れたのはかなりラッキー。機内から一度見てみたいなぁ…」「上空でロケット発射に遭遇できる人って普段どんだけ徳を積んで生きてるんだろ。めっちゃ羨ましい」「こういうの立ち会えるの本当ラッキーですよね。良いなあ…」といったコメントも見受けられた。

関連記事:ファミマ投稿の謎ツイート、縦読み判明した正体に驚き… 「最高すぎる」と感動の声

■上空から見た打ち上げの模様

 

(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ