オスカル役は沢城みゆきに決定!劇場アニメ『ベルサイユのばら』2025年新春公開

2022年9月に制作が発表されていた、劇場アニメ『ベルサイユのばら』が2025年新春に公開されることが決定。あわせて、本作のキービジュアル、特報第2弾、キャスト、スタッフ情報が解禁となった。

誕生から50年のときを経てなお、全く色あせない「ベルサイユのばら」を劇場アニメ化する本作。革命期のフランスで懸命に生きる人々の、愛と人生を鮮やかに描いた、池田理代子による漫画「ベルサイユのばら」は、1972年より週刊マーガレットにて連載がスタートし、現在累計発行部数は2000万部を突破。連載中から読者の熱狂的な支持を集めた本作は、宝塚歌劇団による舞台化やテレビアニメ化など、日本中で社会現象を巻き起こした。

今回、「ベルサイユのばら」の世界を体現した、美しいキービジュアルが公開された。華麗に描かれているのは、オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ、マリー・アントワネット、アンドレ・グランディエ、ハンス・アクセル・フォン・フェルゼンの4人の登場人物。彼らの美しい生き様が「気高く、ひたすらに、愛した―」というキャッチコピーとともに余すことなく表現されている。あわせて解禁された特報第2弾では、本編の一部が公開された。

さらに、本作のキャスト情報も解禁となった。男装の麗人オスカルを沢城みゆき、オーストリア出身のフランス王妃アントワネットを平野綾、オスカルの幼なじみの平民、グランディエを豊永利行、容姿端麗なスウェーデン伯爵フェルゼンを加藤和樹がそれぞれ演じる。また、監督は吉村愛、脚本は金春智子、キャラクターデザインは岡真里子、音楽プロデューサーは澤野弘之、音楽は澤野とともにKOHTA YAMAMOTOが担当することが発表された。また、制作はアニメスタジオMAPPAが担当する。

また、キャスト、スタッフからのコメントも到着。オスカル役の沢城は「池田理代子先生の描かれたオスカルをバイブルに、そこから田島令子さんの声の入ったオスカル、実写映画や舞台でもそれぞれに昇華されたオスカルが誕生してきました。その歴史のなかへ、もう1人、吉村監督のもとで新たなオスカルが生まれようとしています。(作画の方々のとんでもない仕事量!!)いまはただ、その完成の日を緊張しながら静かに待っているところです」と意気込みを語っている。アントワネット役の平野は「夢のようです。まさか歴史に残るこの名作で、憧れのマリー・アントワネットを演じさせていただけるなんて。いちファンである私にこんな日が来るなんて思ってもみませんでした」と喜びをコメントした。また、アンドレ役の豊永は「いつの世も愛される作品に関わることが出来て本当に幸せです。どうぞ、ご期待ください!!」とコメントを寄せた。

ベルばらの世界はスクリーンでどのように蘇るのだろうか?フランス革命という激動の時代を舞台とした「愛と運命の物語」を楽しみに待ちたい。

■<キャスト、スタッフコメント>

●沢城みゆき(オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ役)

「劇場アニメ『ベルサイユのばら』でオスカルの声を担当させていただくことになりました、沢城みゆきです。池田理代子先生の描かれたオスカルをバイブルに、そこから田島令子さんの声の入ったオスカル、実写映画や舞台でもそれぞれに昇華されたオスカルが誕生してきました。その歴史のなかへ、もう1人、吉村監督のもとで新たなオスカルが生まれようとしています。(作画の方々のとんでもない仕事量!!)いまはただ、その完成の日を緊張しながら静かに待っているところです」

●平野綾(マリー・アントワネット役)

「夢のようです。まさか歴史に残るこの名作で、憧れのマリー・アントワネットを演じさせていただけるなんて。漫画、アニメ、舞台を観続けてきた、いちファンである私にこんな日が来るなんて思ってもみませんでした。今回の演出は、かなりの挑戦だと思います。製作陣も皆様それぞれに思い入れがあって、リスペクトを持って作品作りしているのがとても伝わってきました。誰もが持っているベルばらのイメージに革命を起こす、新たな時代の幕開けとなるような作品になることを期待しております」

●豊永利行(アンドレ・グランディエ役)

「まさか、僕が歴史ある伝説の作品である『ベルサイユのばら』に…。しかもアンドレを演じさせていただく日が来るとは思っていませんでした。そして歌も歌わせていただいております。原作のあんなシーンやこんなシーンも演じさせていただいております…。現代の映像で、耽美で聡明で儚いベルばらが描かれます。いつの世も愛される作品に関わることが出来て本当に幸せです。どうぞ、ご期待ください!!」

●加藤和樹(ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン役)

「誕生から50年…その間、全く色褪せることなく愛され続けている『ベルサイユのばら』にフェルゼン役として参加させていただけるなんて身に余る光栄です。ミュージカル作品でフランス革命に身を投じた経験のある身としては、このお話が決まった時は感慨深いものがありました。原作の名シーンはもちろん、新たに歌唱演出も加わり、現代の映像技術で令和の時代に新たな革命を起こす作品になっていると思います。ご期待ください!」

●吉村愛(監督)

「劇場アニメ『ベルサイユのばら』に参加させていただいて、華麗で重厚な世界観、オスカルやアントワネット、魅力的な人物たち…。毎日素敵なばらにどっぷり浸かりながらお仕事ができ、ファンの1人としてとても幸せです。ありがとうございます。この素晴らしい作品を上手く映像化できるように、スタッフ一同頑張って制作させていただいてます」

●金春智子(脚本)

「かつて原作を連載で読んでいた私には、オスカルさまは永遠の憧れで、『ベルサイユのばら』は何度読んでも胸が熱くなるバイブルです。なので、脚本のオファーをいただいた時には、大げさではなく本当に夢のように幸せでした!いまはただただ映画の完成、そして公開が待ち遠しいです」

●岡真里子(キャラクターデザイン)

「正直あの『ベルサイユのばら』という伝説的な作品に携わる日が来るなんていまでも信じられないという気持ちでいっぱいです。毎日緊張と喜びのなかで仕事をしています。とにかく全てのものが描いていて楽しいです。作品が持つ美しさと力強さをお届けできるようこだわりの強い監督とスタッフとともに引き続き全力を尽くします」

●澤野弘之(音楽プロデューサー、音楽)

「今回、劇場アニメ『ベルサイユのばら』の音楽プロデュースで参加いたします。楽曲制作に取り掛かったのはかれこれ4年前になるのですが、これまで制作してきたアニメ作品の劇中歌などとは違う形でボーカル楽曲を多数制作するのは初の機会となりました。また劇伴にはKOHTA YAMAMOTOくんに参加して貰えた事で、作品のストーリーをよりエモーショナルにサウンドで広げて貰えたと感じています。ぜひ劇場で楽しんで頂ければ幸いです」

●KOHTA YAMAMOTO(音楽)

「本作品の音楽を澤野弘之さんと一緒に担当させていただきます。この偉大な作品に携わることができて興奮しています!今回私は澤野さんの楽曲をリアレンジする形での制作が多かったのですが、そのどれもが素敵な楽曲ばかりで非常に楽しい制作でした。楽曲たちは形を変えて様々なシーンに散りばめられています。ぜひ音楽にも注目してこの新たな『ベルサイユのばら』を楽しんでください!」

文/鈴木レイヤ