ミルクボーイとトレンディエンジェルがデップー愛を炸裂!『デッドプール&ウルヴァリン』デップートラック出発式

映画史上最も破天荒なヒーロー、デッドプールとウルヴァリンの活躍を描くアクションエンタテインメント超大作『デッドプール&ウルヴァリン』(7月24日公開)のデップートラック出発式が大阪市の大阪天王寺公園エントランスエリア“てんしば”で開催。お笑いコンビのミルクボーイ(駒場孝、内海崇)と、トレンディエンジェル(たかし、斎藤司)が登壇し、愉快な掛け合いを繰り広げた。

7月26日(金)のアメリカ公開に先駆け、日本で最速公開されることを記念し、全長7.5m高さ約2.5mもの巨大デッドプールが「ウルヴァリン爪みせて」の推しうちわを掲げたデザインのデップートラックとして登場。大阪を皮切りに名古屋、静岡、東京を中心に各地を走る予定だ。ミルクボーイとトレンディエンジェルは、デッドプールとウルヴァリンのTシャツをそれぞれコンビで着用。Tシャツの組み分けは、デッドプールとウルヴァリンの関係性を表している。すなわち、ふざけて絡んでくるボケのデッドプールを、ツッコミのウルヴァリンがばっさり切るという、漫才コンビのような2人の関係にちなみ、歴代M-1王者である人気漫才コンビの2組が集結することとなった。

ボケであるミルクボーイの内海が「あまりツッコミぽくない2人なんですがね~」と話すと、同じくボケの斎藤も「髪型ウルヴァリンにしたら、まさかのデップーだったんですよ」と、ウルヴァリンをイメージしたヘアスタイルでイベントに臨んでいたことを語り、会場を笑いに包む。

ステージの背後に鎮座する巨大デッドプールを見た斎藤は「質感がスゴイですよね!」と、内海は「細かいですね~」とその大きさと作り込みに圧倒された様子。実はこのデップートラックは前作でも使用されたもので、今回日本最大級のアドトラックとしてさらにパワーアップして再制作され、なんと前日の夜中に完成したとか。斎藤は「ファンの方もたまらないですよね。作っちゃう会社がスゴイ。いい意味でバカだなと(笑)。うまくデッドプールらしさを再現できてますよね」と驚嘆する。

肘をついて横たわりヒーローらしからぬポーズのデッドプールに対し駒場は「この舐めた感じ…ヒーローやのに、こんな寝ころんだヒーロー見たことない。でも、これがデッドプールのいいところですよね」と、涅槃ポーズにツッコミを入れつつも納得。斎藤も「これでちゃんと強いですからね。日本人になじみのある日本刀を二刀流でバッサバッサと切って、しかも不死身なんですよ。アクションも最高だし」とデッドプールの魅力を語り始めると、駒場も「ふざけてると思ったらちゃんとカッコイイんですよ」とデップー愛を炸裂させる。

そんな駒場と斎藤を横目に、たかしが「いえいえ、ウルヴァリンもなんといってもアウトローですから」ともう1人のメインキャラクターである“キレるとヤバい最恐アウトロー”ウルヴァリンの存在もアピール。内海が「斎藤さんはウルヴァリンヘアでしょ。私はコロッサスヘアで来ましたよ~。角刈りだから。でもウルヴァリンとデッドプールが混ざるっていうのがすごいですよね」と話し始めると、斎藤も「性格真逆ですからね」とうなずく。内海も「映画でどうなるのかが本当に楽しみですね!」と言い、全員がデッドプールとウルヴァリンの本作での絡みを期待する。

改めてデッドプールの魅力を聞かれた斎藤が「我々にすごく似ています。僕も適当だったりしますし、相方のたかしも影で毒舌が冴えているので“2人デッドプール”という感じです。適当だけど締めるところは締めるというところは見習いたいところです」と語ると、内海は「映画のなかでどれぐらいボケんねんというぐらいボケ数がすごく多いですよね」と、駒場は「こっちにしゃべりかけてくるシーンがおもしろいですよね。見てて参加している気持ちになります」と好きなポイントを語りあった。

実は、ミルクボーイの2人は、昨年同じMCU作品である『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(22)の大阪イベントでアントマンにちなんだ“アント漫才”を披露したことがある。本作でついにデッドプールが、アベンジャーズがいるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に参戦することについて内海は「これから絡みがどうなるんでしょうね」と、斎藤も「予告にでっかいアントマンが映っていましたし、期待しちゃいますよね」とこれからのシリーズ展開への期待を寄せた。

さらに本作の「デッドプールが世界を救うために相方としてウルヴァリンを探す」というストーリーにちなみ、トレンディエンジェルがコンビを結成したきっかけに話題が及ぶ。実はたかしが斎藤に声をかけてコンビを組むことになったというと、ミルクボーイは大学のサークルで駒場から内海に声をかけたと明かす。内海からは、駒場がもっと目が鋭かったと、駒場からは、内海がもっと髪が長くて可愛らしかったという当時のエピソードも飛び出し、会場も大いに盛り上がる。

その後、公開が待たれる『デッドプール&ウルヴァリン』について、斎藤が「デッドプールの笑いとウルヴァリンがそれをどう締めてくるかという2人の化学反応と今後どうなっていくのか、ほかのキャラクターとどう絡んでいくのかということに期待しています」と、駒場が「僕らの漫才みたいにまじめだと思ったらまじめじゃなかったり、のラリーが見ものかなと思います」とアピールした。

デップートラックの出発時間が近づくと、斎藤がいきなりステージ上で寝そべりデッドプールと同じポーズになってスタンバイ。そして駒場と斎藤による「デッドプール!」の号令に続いて全員が「出発進行!」とコールした。ついに出発したデップートラックを、全員が「行ってらっしゃ~い!」と見送り、イベントは大盛況のなか、幕を閉じた。

文/山崎伸子