新感覚!【京都】で話題の、ジェラートが主人公のパフェ【河原町五条】

編集部の「これも食べたい!」

きゅうり、蕎麦ほうるミルク

左)季節のフレーバー「きゅうり」660円 右)定番のフレーバー「蕎麦ほうるミルク」770円

店に入ると、目に飛び込んでくるのが、壁にディスプレイされたジェラートメニュー。ミルクやフルーツのみならず、そら豆や焦がし玉ねぎなど、その時季の野菜も、素材の良さが前面に出るよう加工され、ジェラートになっています。

思わず“食べてみたい!”と釘づけになったのが、季節のフレーバーの「きゅうり」。京都市南区で有機栽培で野菜を育てている早阪農園のキュウリを使ったきれいな緑のジェラートは、生のまますりおろしたものを練り込んであり、スイカやメロンのジェラートにも似た爽快感があります。

メニューには、生産地と生産者の名前が記されています。

蕎麦ほうるミルクは、ミルクのジェラートに、江戸時代から続く生そばの老舗「河道屋」の銘菓、蕎麦ほうるが練り込んであり、京都版クッキー&クリームの趣。生クリームや脱脂粉乳は加えず、昔ながらのパスチャライズ製法にこだわる岐阜・棚橋牧場の牛乳でシンプルに作られたミルクのおいしさも堪能できます。

店名の最後の“to”には、いろいろな思いが込められているそうですが、そのひとつがつながり。森兼さんは、野菜やフルーツをはじめ、素材の生産者の元にきちんと足を運んでいます。そこには、自身のジェラートを通して、生産者の思いを消費者に届けたいとの思いがあるのです。

教えてくれた人𠮷村セイラ/Seira Yoshimura

エディター&ライター。「ELLE ONLINE」「madameFIGARO.jp」「SPUR.JP」など、 ファッション誌のウェブ編集者を経て、フリーランスに。東京在住ながら、近年は関西の仕事が多く、お店開拓にはげむ日々。“あまいもん”はもとより、パン、ワインにも目がない。

DATA

ともみジェラーto

京都府京都市下京区西橋詰町759 SAKIZO河原町五条ビル1、2F

営業時間:13:00~20:00(金・土〜22:00、いずれも2F19:30LO)、水・8:30~11:30(1Fのみ)

定休日:木(7・8月と祝日の場合は営業)

※営業日は変更となる可能性がありますので、公式のInstagram(@tomomi_gelato)にて確認をおすすめします

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店内の壁には、日本地図が描かれていて、森兼さんが畑や農園を訪ねた際に撮影した、農家さんとの写真が貼ってありました。日本全国、北海道から沖縄まで。生産地に足を運び、素材が生育する気候風土に触れ、生産者に出会って、特性を知る。素材の活かし方がうまいわけです。

※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。

写真/吉村規子 文/齋藤優子 企画・編集/吉村セイラ