俳優の大泉洋(51歳)が、7月3日に放送されたバラエティ番組「おにぎりあたためますか」(北海道テレビ)に出演。地方での仕事の際、救急車で運ばれた“事件”の顛末を語った。

番組は現在、「全国制覇3周目・福井の旅」として、大泉、戸次重幸、森唯菜アナの3人が福井県を訪問。今回は若狭地方の新鮮な魚介類が食べられるお店に行くことになったが、その道中、大泉は「活魚のお店だと聞きましたけど、若干私、心配していることがありまして」と切り出し、「アニサキス、大丈夫でしょうか?」とたずねる。

なぜ、わざわざ口に出すほど警戒をしているのか。大泉は「私、おそらく人生4度目ぐらいのアニサキスになりましてね」と、ある“事件”の顛末を語り始めた。

「地方で仕事してたんです。ホテルですよ。で、前の晩に6人でお寿司食べたんです。私だけが(アニサキスに)かかりました。下痢じゃないんです。アニサキスって小っちゃい虫(寄生虫)。そいつが胃を噛むんです。だからただただ胃が…うぅぅ…あぁぁ…って痛いんです」
「夜中3時くらいに目が覚めまして。あぁ…あぁ…なんか具合悪い…なんだこれ…具合悪いな…。いやマジか、なんだこれ…ってなって。でも3時とかだし、マネージャーに連絡するのも悪いから。もともと仕事が(朝)早かったから、マネージャー5時には起きるなと思って。もうそろそろ起きてるんじゃねえかって頃に電話して、『いやちょっと…ダメだ、ちょっと具合悪い。これやっぱ可能性としてはアニサキスの可能性ある』と」
「アニサキスってのは怖いのは、ハチと一緒で、例えば2回目に刺されるとアナフィラキシーショックで、下手すると死にかけるわけです。そうなったら怖いから。マネージャーに電話で、『アナフィラキシーになると怖いから、最悪アナフィラキシーショックにこの後、俺がなってもいいように、なった時に対処できるぐらいのちょっとでかい病院。ICUとかもあるような病院を聞いてくれ、ホテルに。そしてそこに、マネージャーの車で連れてってくれ』。お願いしたわけです」

そして、大泉がホテルの部屋でずっと苦しんでいる間に、マネージャーはすみやかに病院へ連絡。まだ大泉は歩ける状態で、マネージャーの車で病院に行くつもりだったが、病院側が救急車を手配する流れとなり、大泉の「大ごとにしたくない」という意に反して、ピーポーピーポーとサイレンを鳴らしながらホテルに救急車が到着、だんだん事が大きくなっていったという。

その後、救急隊員と「一応これ、決まりなんですいませんけど、フルネーム行ってください」「大泉洋です」「そうですよね、すいません」といったやり取りなどがあり、「歩いて、救急車久々に乗って。体中にぺちゃぺちゃぺちゃぺちゃなんかつけられて、心電図」という状態で病院へ運ばれたそうで、「というわけでね、私は非常に敏感なんですよ」と、アニサキスに反応した理由を説明した。