全国津々浦々に存在するおばさん達。おばさんのお節介に「鬱陶しいなぁ」と思ったり、はたまた助けられたり。誰でも一つは持っているであろうおばさんエピソード。都会と田舎だとおばさんたちの性質も違いが出てくるのでしょうか?
そして、都会と田舎のおばさんたちにはそれぞれどんな特徴があるのでしょうか? 今回は女性ならいつかは通る道、おばさんについて深堀りしてみました。
あなたは都会のおばさんと、田舎のおばさん、どちらが好きですか? そして、どちらと一緒に生きていきたいですか?
あなたの周りにも絶対いる、全国共通のおばさんの共通点についても詳しく紹介していきたいと思います。
都会と田舎のおばさんの違い
都会のおばさんの特徴
どちらかというと年齢を重ねてもいわゆる「おばさん」にならないように気を付けている人が多いようです。周りの人が「おばさん」と声を大きくして言えないような雰囲気を纏っている人もしばしば。
何歳になっても女性として生きていきたいという意識を持っているケースが多く、おばさんと呼ばれることに抵抗があります。美魔女目指してアンチエイジングにお金をかけたり、体型を保つためにジムに足しげく通ったり、努力とお金を惜しみません。
人間関係の部分では、都会のおばさんは他人にあまり関心がない人が多いようです。マンションの隣に誰が住んでいるかなど興味がないので、苗字さえ知らないこともありますし、おばさん本人もあまり関わらないでほしいと思っていることもあります。
プライベートに踏み込むような他人の助けをあまり良く思わないこともあるようです。誰の手も借りずに一人で自由気ままに生きたい都会のおばさんにとっては、他人の過干渉は邪魔以外の何物でもありません。自分のことは自分でやるのがいいのです。
そのため、他の人に対してもあまり世話を焼きません。冷たいのではなく、自分だったら口を出されたくないから口出ししない。これに尽きるのです。これらは小さい時からずっと都会に住んでいるおばさんに多い傾向にあります。
小さい時は田舎で暮らし、進学や就職で田舎から出てきた人は都会に根っから染まり切っていないので、現在都会に住んで「都会のおばさん」として暮らしている方でも、少し違った面があるようです。接する時にはどちらのおばさんなのか見極めて接する必要があるようです。
田舎のおばさんの特徴
田舎のおばさんは人口が少ないコミュニティで暮らしていることが多く、あまり人の目を気にせずに生きていることが多いです。自分の周りの人たちを基準に考えることが多いため、この年齢になるとこのくらいになるのかというパターン的見本がとても少ないのです。
雑誌やテレビで見る都会のおばさんのことを「芸能人だから」「テレビに出ている人は違う」などと自分とは違う生き物としてとらえる人が多いようです。もちろんなかには、意識が高く、都会のおばさんと同じように美容にお金をかけて生きている田舎のおばさんもいますが、その人たちはごく一部。
そして、普通の田舎のおばさんたちからは陰で色々と噂をされる模様。都会のおばさんのように暮らしたい田舎のおばさんは、田舎ではちょっと住みづらさを感じているかもしれません。なぜなら狭いコミュニティで暮らしている田舎のおばさんたちは、地域の情報網が素晴らしく発達しているからです。
都会のように隣に住んでいる人がどんな人か知らないなんてもってのほか。隣の家どころか、同じ町で誰が結婚したか、誰に子供が生まれたか、誰が喧嘩したか、誰の親戚がテレビに出たか、財産を誰が受け継いだか、などなど「プライバシーとは一体どこへ?」と思うような家庭内の細かな話まで知れ渡っています。
それだけ地域のコミュニティが根強く、噂話が最高のゴシップなのです。田舎のおばさんはその地域でどれだけ住み良く生きていくかということが最重要なようです。
狭い地域で生まれ、一度もその地域を出ることなく暮らしていると、よりこの傾向が強く出るようです。
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両おばさんの共通点
都会のおばさんも田舎のおばさんも、子供が好きということには共通点があるようです。子育てをしたことがある人ならなおさら、「母親の苦労」ということを皆さん経験しているので、子育てに理解がある人が多いです。
小さい子供を連れたお母さんを見ると口を出さないまでも、都会のおばさんも「頑張ってね」「大変よね」と思っています。田舎のおばさんはつい口を出してしまい「あらー、かわいいわね!」「母乳なの?」などと話しかけ、若い母親を困惑させることもあります。
どちらも、悪気はないのです。都会のおばさんは相手の立場をひそかに慮る(おもんぱかる)のに対して、田舎のおばさんは情報収集をして、なんとかアドバイスをして、より良く子育てしてほしいと思っているのです。
都会のおばさんも田舎のおばさんも悪気はなく「このかわいい子供を元気に育ててね」と思う気持ちは共通しています。
自分の時代はこうだったと話してくれる田舎のおばさんも、自分語りがしたいというよりは、自分の経験談からなにか学んでくれればという温かいお節介からの気持ちなのです。
ちなみに母親の経験がない人も、姪っ子や甥っ子、兄弟の面倒を見た経験がある人なら同じです。