【裏婚活マニュアル】前編:受け身な彼に行動させる!草食男子の攻略法(1)草食男子は存在するのか?

前編:受け身な彼に行動させる!草食男子の攻略法(1)草食男子は存在するのか?

異性に対して基本的に受け身で自分からは行動しない、行動するにしても情熱的に迫るようなことはせず、異性の態度を見ながら少しずつ距離を縮めていく「草食男子」は一時は流行語にもなるほどでした。

けれどその後、世間では「草食男子」なんて実は存在しない、どんな男でも、本当に好きになった女性には肉食になる……と言われるようにもなってきましたよね。

草食男子は存在するのか、しないのか。はたして、どちらが本当なのでしょうか。

特に、片想いの彼がいて、彼が自分のことを決して嫌いではなさそうなのに、まったくアプローチしてくる様子がない……。そんな悩みを抱えている女性にとっては、気になることかもしれません。

「草食男子」は確かに存在する!

世間がなんと言おうと、たとえ「草食」と言われている本人が草食を否定して「自分も、本気で好きになれる女性がいれば、行動しますよ!」と言おうと、やはり草食男子は存在します。

★草食男子が生まれる理由

・生まれつきの性格

まずは、生まれ持った性格が受け身という場合。これは占いなどでもある程度分かりますよね。「この彼は受け身だから」「消極的な性格で」など、占いが好きな女性は、気になる彼が草食系だから、自分からアプローチしなければ関係が進まないとアドバイスされた経験もあるかもしれません。

・家庭環境

生まれ持った性格は積極的でも、家庭環境によっては受け身な態度が身につきます。

お母様が強くお父様がいつも尻にしかれていたり、あるいは最近はとても増えていますが、シングルマザーのご家庭で、お母様が何でも一人で頑張っているのを見て育ち、「男は女性のいうことを聞いていればいい」「女性は放っておいても、なんでもやるべきことはやってしまえる」と、刷り込まれている男性もいるでしょう。

あるいは両親揃ったご家庭でも、お母様が自分の意見をしっかり言うタイプだったり、姉や妹がいてやはり言いたいことは遠慮せず言うタイプだったりしても、男性は「女性は言いたいことがあればはっきり言うものだ」と思うようになるでしょう。

・これまでの人生

草食系と呼ばれる男性は、これまで女性に接する機会が少なく、目の前に魅力的な女性が現れても、どう接していいのか分からないのかもしれません。

あるいは、ある時期までは勇気を出して行動していたのに、フラれ続けたり、人生のどこかで自分に自信をなくすことがあったりして、女性に自分からアプローチできなくなってしまったのかもしれません。

そのまったく逆で、いつも女性がアプローチしてくれるから、自分から行動しない癖がついたという受け身な男性もいますが、もしお相手がこのタイプだとすると、女性側が困ることもそれほどありません。

肉食でもなく草食でもない「食虫植物系男子」もいる

不思議に思うかもしれませんが、異性に対して「受け身」なのに、恋愛経験は豊富という男性が少なからず存在します。彼らは一見すると草食系なのですが、恋愛経験が豊富なので草食男子とは呼ばれません。

受け身なのに恋愛経験豊富な男性は、受け身でありながら女性からアプローチをさせるのが上手です。いわゆる「気を持たせる」「脈ありな態度を出す」のが得意なんですね。

そのため、彼らの周囲にいる女性は、彼が受け身でいても「押せばなんとかなる」と判断してどんどんアプローチします。また、彼らはそういった自分から行動できる「肉食女子」を引き付けるのが得意です。

いい香りで獲物を引きつけておいて、パクリと食べてしまう食虫植物のような男性なんですね。

問題は本当に受け身、受け身、受け身な草食男子

ですが、多くの女性が関係が進展せず困っているそのお相手に、この食虫植物タイプはほとんどいません。

結婚相談所で、マッチング後のやりとりやデートのアドバイスをするときでも苦慮するのが「ごく自然に女性にアプローチをすることはおろか、女性への好意を態度で出すことすら自発的にはできない」正真正銘の男性たちです。

結婚相談サービスをご利用されている方はまだ、結婚したいという意志を行動にうつされているので、まだいいほうかもしれません。(中には、お母様が心配して入会させた、という方もいらっしゃいますが)

いわゆる「婚活市場」には現れず、日常の中で自分が受け身だとの自覚を持たず、恋する女性を密かに悩ませている男性のほうが、数としてはきっと多いと思います。

では、次回はそういった男性に、肉食女子のように大胆なアプローチはできない・したくないけれど、どうしても「行動させたい」と考える女性のために、自分が傷つくリスクをゼロか最小限にして、相手の積極性を引き出す方法についてお話していきますね。