SNS上で、自由民主党の小泉進次郎氏の株がなぜか上がるという現象が、ユーザーの話題を呼んでいる。

 

■ふかわりょうの投稿から大喜利に

発端となったのは、東京都知事選挙に出馬した前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏のテレビ番組での発言から。

報道番組の中で、社会学者の古市憲寿氏と話をした際、石丸氏が質問に対して質問で返したり、「定義」を決めようとしたりするなどのやり取りが注目を集めた。

これに、タレント・ふかわりょうが自身のXで「『心配』石丸さん、サブウェイ注文できるかな」と投稿。

ファストフードチェーンのサブウェイが、注文の際にパンの種類やトッピング、野菜、ソースやドレッシングの種類などを順に聞かれて答えていくスタイルであることを引き合いに出した。

 

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■「進次郎構文」が話題に

このふかわの投稿を機に、Xでは石丸氏がいろいろなファストフードチェーンなどで、何かを注文しようとして話がこじれるという架空のやり取りが次々と投稿される大喜利状態に。この会話のパターンが、“石丸構文”として話題となった。

そこで、同じような政治家による“構文”として、「小泉構文」「進次郎構文」を思い出す人が。

同じくネット上で流行った会話パターンで、「今のままではいけないと思います。だからこそ日本は今のままではいけないと思っている」など、「前後の文で同じことを言う」というパターンや、「30年後の自分は何歳かな」など、「特別ではないことを特別な感じで言う」といった内容が知られている。

 

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■小泉氏の株が上がる事態に

Xでは、“小泉構文”のとぼけた味わいを見直す人が多かったようで、懐かしむ声が相次いだ。

ここから、「自分の中で、進次郎さんの株が爆上がり中」「『進次郎って別に全然悪くないな』『むしろ良い人では』と相対的に好感度が爆上がり」「進次郎の株が上がる不思議現象」「石丸構文の出現で進次郎の株が上がってるの草」と、なぜか当の小泉氏本人にまで言及する人もみられた。

 

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■「何もしていないのに…」「本当面白い」

この流れに、「石丸構文の登場で進次郎構文の平和さが広く世間に伝わるなんて」「何もしてない小泉進次郎さんの株がどんどん上がるの本当面白い」「まさか進次郎の株が上がる世界線に突入するとは…」「風が吹けば桶屋が儲かる的な感じで進次郎の株が上がってて草」とのコメントも。

また、一部のユーザーからは、「迷惑系YouTuberが出たときのHIKAKINと同じシステムなんよ」との指摘や、「進次郎の株が上がるのではなく、相対的に上がって見えるだけ」「『印象は最初に下げておいて期待させない戦略』って一番いいな」といった意見も見受けられた。

(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ