FANTASTICSの木村慧人が主演するドラマ「さっちゃん、僕は。」(TBS系)の第5話が、9日に放送された。(※以下、ネタバレあり)

 本作は、朝賀庵氏による話題の同名漫画を実写化。大学進学のために地方から上京した主人公・片桐京介(木村)が、地元に残してきた彼女(中山ひなの)と、隣に住む人妻(石川恋)の間で揺れ動く、裏切りから始まる純愛と破滅のストーリー。

 階段から落ちた京介が病院で目を覚ますと、不安そうな顔でこちらを見つめる早智(中山)の姿が。早智は、美鈴(樋口日奈)から京介が入院したことを聞き、急いで東京へと駆け付けたのだ。

 そして、京介の着替えを取りにアパートへ向かい、入院中に必要な物を用意していると、紫乃(石川)が訪ねてきた。京介が入院したことを聞いた紫乃は、着替えを探す早智を手伝うのだった。

 一方、入れ替わりで病院にお見舞いにきた美鈴に、京介は自分の幼い頃の話を始める。さらに、早智との出会いを話すうち、京介は自分の本当の気持ちに気付いた様子で…。

 第5話では、京介の幼少期のエピソードが描かれ、人を愛することができない父親に愛想をつかした母親が京介を置いて家を出て行き、親の愛を受けずに育った悲しい過去が明らかとなった。

 放送終了後、SNS上には、「京介くんの過去に衝撃を受けた。悲しくて苦しい」「お父さんのようになりたくないから、さっちゃんを好きになりたかったって残酷だ」「何も期待せずに生きてきた京介くんだけど、誰かに欠落を求めても、何も埋まらないよ」「人の心の寂しさの連鎖の話。誰かの寂しさの犠牲になった人は、また誰かを寂しくさせる」などの感想が投稿された。

 さらにラストでは、病室で京介が早智の髪をなでながら「さっちゃん、別れよう」と告げるシーンが描かれたことから、「さっちゃんが可哀想…来週はどうなっちゃうの?」「『別れよう』はウルウルの目で、あんなに優しい声で、頬をなでながら言う言葉じゃないのよ」「頭をなでながらの別れようは泣ける。さっちゃんが素直で良い子過ぎてつらい」といった声も寄せられた。

 第5話はTverで配信中。