俳優・劇作家の松尾スズキ(61歳)が、7月12日に放送されたトーク番組「あさイチ」(NHK総合)に出演。連続テレビ小説「虎に翼」に出演している女優・平岩紙が、大人計画のオーディションで「ホルンを吹いていました。すごく恥ずかしそうに吹いていました」と語った。

劇団・大人計画の主宰で、俳優の松尾スズキが番組のゲストとして登場。阿部サダヲや宮藤官九郎、荒川良々といった劇団を代表する役者の入団経緯について話した後、「笑いの劇団ということで、すごく前に前に出ようとしてきたり、しゃしゃり出ようとしてきたり、一発ギャグをかましたり、そういう人もいるわけですよね。そういうことではないんです。劇団なので人が書いた言葉を発する職業じゃないですか。だから、そんなに自分を前に押し出さなくてもいいんです。人の書いた言葉を実体化するのが仕事なので、そこをはき違えている人はちょっとバイバイ、と」と選考の基準を説明した。

そして松尾は「平岩はホルンを吹いていました」と、現在、朝ドラ「虎に翼」で梅子役を演じている平岩紙について話し、「吹奏楽部にいたということで。あまりお芝居のオーディションでホルンを吹く人はいない。すごく恥ずかしそうに吹いていました。ホルンって恥ずかしそうに吹けるんだと思いました。“紙楽器”と言っています」とコメント。

そして平岩ら劇団の人達の活動について「積極的にあさっては見ていませんけれど、テレビをつけたらやっているし、映画とか見ると出ているし、そういう時には頑張れよと思っています」と語った。