「素敵な家庭を築きたい!」「好きな相手と老後まで楽しく過ごしたい!」といった気持ちから結婚を意識する方もいますが、その一方で結婚への恐怖を感じている人もいます。
婚活中は結婚に憧れていたものの、結婚目前になり突然怖くなってしまう……。
なぜ、婚活していたにも関わらず結婚が怖くなるのでしょうか? ここでは、婚活後に結婚が怖いと感じてしまう理由や対処法を男女別にご紹介します。
【男性編】「結婚が怖い」と感じる理由は?
婚活もしているのに、結婚を意識した途端に怖いと感じてしまう男性がいます。急な気持ちの変化が起こった理由は一体なんでしょうか?
結婚にマイナスなイメージがあって不安
結婚が怖いと感じる男性は、実は結婚そのものにマイナスなイメージを抱いている可能性があります。
例えば、自分自身の家庭環境が複雑だった、先に結婚している友人や同僚から結婚の悪いことを聞いてきたという場合は、結婚してもいいことはないと思いがちです。
そのため、「結婚は地獄だ」「結婚は窮屈でしかない」などのマイナスイメージの定着が不安を引き起こしている可能性があります。
付き合っている時はとても楽しいのに、結婚になったらこんな楽しさもなくなってしまうと悲観的になった結果、結婚を受け入れられずに怖さを抱くことがあります。
一緒に生活できるか不安
いままで不便なこともあったものの、基本的には自由な過ごし方ができました。しかし、結婚した場合は相手がいるため、今までのように自分の好きな過ごし方ができません。
特に、長い間一人暮らしをしてきた男性にとっては、誰かと生活を共にすること自体に不安を感じやすいでしょう。一人の生活が気楽だと感じていた場合、今後妥協しなくてはならないため、誰かに気を遣うことを苦痛に感じます。
また、お互いにこれから一緒に暮らしていく最中に「生活のルール」が合わない場面も出てくるでしょう。
この時に窮屈さを感じるかもしれないと不安に思った結果、一緒に生活できるか不安に感じるようです。
家族を養っていけるか不安
結婚するにあたって、家族をきちんと養っていけるか不安に感じる男性が多いようです。
昔のように男性だけの収入に頼らず、共働きになる家庭が多くなってきました。しかし、妊娠や出産時には男性だけの収入に頼るしかなく、子どもの人数が増えればそれだけお金も必要になってきます。
このような理由から、「自分だけの収入で家族が困らないか」「子どもを育てる資金があるのか」など経済的な面で不安になると急に結婚が怖くなってしまうようです。
共働きであっても、男性が一家の大黒柱になって家族を養う使命を背負っている傾向があります。自分の父親や家庭がこのような考え方の場合、「自分も同じようにできるのか?」と背負いすぎてしまうのです。
一生愛せるか不安
結婚が決まると急に妻を一生愛せるか自信がなくなってしまう男性もいます。
結婚するというのは、一生相手を愛するという約束のようなものであり、この「一生愛する」という言葉の重さを急に感じて戸惑ってしまう男性がいるのです。
交際期間よりも結婚期間の方がずっと長くなり、今でも愛していることに変わりはないものの、これから何があっても愛せるかと聞かれて急に不安を抱く男性もいます。
気持ちには保証ができないため、不安を感じるのも仕方ないかもしれません。
自由な時間もお金もなくなるかも…… と不安
結婚が怖く感じる男性の心理として、結婚後は自由な時間もお金もなくなる可能性を考えています。
結婚したら家庭で過ごす時間が優先され、友人や同僚と飲みに行く時間も回数も減ることでしょう。また、趣味に没頭するお金や時間が失われることに不安を感じることもあります。
そのため、結婚したい気持ちがありつつも、自由な時間やお金を妥協できない男性は、結婚への不安を余計に感じやすいでしょう。
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【女性編】「結婚が怖い」と感じる理由は?
結婚が怖いと感じているのは男性だけではありません。女性も結婚への怖さを感じている人はいます。ここからは、女性が結婚を怖く感じる理由を見ていきましょう。
家事ができるか不安
結婚が怖くなる女性の中には、家事をスムーズにできるか不安に感じる人がいます。
共働きが増えたことで、得意な人が家事をこなしたり、先に帰ってきた人が家事をするルールを作ったりするようになりました。
そうとはいいつつも、いまだに「家事は女の仕事」という考えが根付いているため、毎日家事をノルマに感じてしまう結果、不安しか残らないというケースもあるでしょう。
さらに、元々家事が苦手というタイプの場合、仕事を終えた後に家事を全て行えるか、キレイな部屋や環境を保てるかという不安が大きくなりがちです。
独身であれば、毎日家事をしなくても誰かに責められたり、不満を言われたりすることはありません。
自分のペースで好きなタイミングで家事ができたため、結婚したことで家事をしなければならないという義務が重荷になり、結婚が不安になってしまうでしょう。
育児ができるか不安
家事に続き育児についても不安になり、結婚が怖くなるケースもあります。
結婚後、出産や育児をしなければならないという考えを持っている場合に、将来的に子どもができたら大丈夫なのかと考え込んで不安になってしまいます。
特に子どもが苦手な場合や、子育てで大変そうにしている人の姿を見た時に、ふと、自信を失うことがあるでしょう。
「子どもを可愛くないと思ったらどうしよう……」「子どもを愛せなかったらどうしよう……」など、母親になることへの不安から結婚そのものが嫌になるケースもあります。
また、母親から冷たくされていた過去の経験から、「自分が子供を産んでいいのか……」という悩みや不安を抱くこともあるようです。
相手の親戚や家族と仲良くできるか不安
結婚すれば、相手の親や親戚との付き合いが必要になります。
古来より「女性は結婚して相手の元へお嫁に行く」という感覚を持っていることが多いので、家族や親戚と仲良くできるか、受け入れてもらえるか不安になるのです。
特に人見知りの場合、大勢の人との交流が不安に感じたり、辛く感じたりすることもあります。
また昨今騒がれている嫁姑問題や、夫の実家とのトラブルの話を聞いて、急に結婚が不安になることもあるでしょう。
育った環境が違うので驚くこともあるかもしれませんが、多くの話を聞きすぎた結果、考えすぎて不安や恐怖を抱くこともあるようです。
自分の楽しみが奪われる不安
男性でも自分の自由がなくなる不安を抱きますが、これは女性も同じです。
一人で自由にできる時間を大切にしていた場合は、結婚によって自由な時間がなくなるのではないかという不安が大きくなるでしょう。
結婚して家事が忙しくなったり、夫の家族との時間が増えたり、子どもがいれば子どものために時間を使ったりするようになり、次第に自分の時間が奪われていく不安に襲われるかもしれません。
特に趣味や楽しみ、生きがいとしているものがある人ほど、結婚に対して不安に感じがちです。
夫の妻や母親として過ごす時間に追われてしまう怖さを感じやすいほど、結婚に対しての不安になりやすいでしょう。
老後の生活を想像して不安
結婚後に子どもが生まれれば、子どものための費用が必要であったり、お互いの両親が介護になったりすれば、多額の費用がかかるかもしれません。
それは、その時になってみないとわからないことですが、このようなことを考えた結果、2人の収入では生活できないのではないか、自分たち老後の資金まで貯められないのではないかと不安に感じて、結婚の怖さを感じてしまうことがあります。
もちろん、結婚する前にはここまで考えていないという女性がほとんどです。
しかし、「結婚」というワードを意識した瞬間に様々なものが見えてきて、大きな不安となるケースも少なくないでしょう。