ショットが不調でグリーンを外しても、アプローチが寄ってパットが入るとスコアは崩れない。
「50ヤード以内からボギーを減らしてパーを増やす」をテーマに最先端の理論や技術を学んだ新進気鋭の若手コーチたちが〝ピンに寄る〞と〝カップに入る〞とっておきの技を披露!
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アウトサイド・アウトの〝L字軌道〞でラフから簡単脱出
L字軌道は、芝の抵抗を軽減しながらボールに振った力をきちんと伝えられるラフからのアプローチの必殺技!
ラフは沈んでいるように見えて、じつはボールの下に隙間がある厄介なライ
ラフに入ったボールは、ヘッドが抜けないダフリのようなミスや、ボールが高く上がらないトップのようなミスも出やすいライです。ボール手前のラフは避けてコンタクトしたいので、入射角は鋭角になるアウトからヘッドを入れます。
ただし、そのままアウトサイド・インで振ると鋭角に入れたヘッドの抜けが悪くなる。または、ボールの下をくぐってしまうことも。
そこで、インパクトからフォローにかけての軌道もアウトにするアウトサイド・アウト、上から見てL字を描く軌道で振るとボールをうまく拾って打てます。
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インパクトで手元を止めてヘッドをリリースする
L字軌道の作り方のコツは、インパクトで手元を止めながらヘッドを外に出す。手元を止めることで軌道の方向を変えやすく、ヘッドもリリースされるので加速力が上がり、芝に負けない力を作り出すことができます。
いかがでしたか? ラフに入った際には、L字軌道を作ることを意識してみてください。
森山 錬
●もりやま・れん/1996年生まれ、東京都出身。ジュニア時代から選手として活躍。19年から指導者の道を進み、レッスン活動を行なうアイデアマンのコーチ。7月に自身のスタジオ「Futako Golf Club」を東京都・二子玉川にオープン予定。
構成=編集部、石川大祐
写真=田中宏幸、相田克己
協力=日神グループ 平川CC、取手桜が丘GC(アコーディア・ゴルフ)