大阪公演アンバサダーは私しかいない!?
大阪公演のアンバサダー就任が決まったときの気持ちを教えてください
私しかいないかな、と。そんなことはないんですけど(笑)。聞いたときには、役に立つのかな、というのが正直な気持ち。以前、ロサンゼルスで見た『シスター・アクト』が未だに私が続けられている原点なんです。始まった途端、オープニングから、ワッとわしづかみにされて。だからアンバサダーに就任ということで、なんだか申し訳ないなと思いながらも、私でよければ何かお役に立てればということで、参りました。
原作は映画ですが、ミュージカルならではの魅力はどういうところでしょうか?
(作曲の)アラン・メンケンさまに本当にがんばっていただいて。オープニングから、モータウン系、宗教音楽、ヒップホップ、いろんな曲が出てくるんですが、本当に素晴らしい音楽ばかりなんです。歌っていて、また聞いていても“うわ〜っ!”ってため息が出るような、夢心地になるような、皆さんがその気持ちに入っていけるような音楽です。とにかく素晴らしいので、体験してみてくださいって言いたいです。
音楽以外の見どころは?
全部がグレードアップしすぎてます。以前のものと比べて、より華やかになり、よりきらびやかになり、あでやかになり。それでいてエンターテインメント性もものすごく高いものになっていて。“あれ? 私がやってるのと違う”って一瞬思ったくらい、素晴らしいものになっています。
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シスターたちから愛や友情を受けて成長するデロリス
森さんも日本版で演じられた主役「デロリス」の一番の魅力を教えてください。
誰に対しても態度が同じ。へりくだることもなく、嘘のつけない人。そして、多分彼女は愛を注がれず育ったと思うんです。それがシスターから、本当の愛とか友情とかをたくさんいただくんですね。そこでデロリスが変わって行く、成長ですね。そして、デロリスの成長とともに実はもっと成長してるのはシスターたちなんです。デロリスに出会ってみんなも変わっていく。それがやっぱり見ていて心が揺さぶられると思います。
デロリスを演じた際には実際に修道院に行かれたとか?
シスターの生活を初めて見て感動したのが、シスターって若くして私は神様と結婚しますって宣言をした人たちなんですね。本当に穏やかで毎日神様を中心に生活なさってる方たちばっかりで。行ったからこそ、その精神っていうのがわかりましたし、神様はいるのかなっていうのも感じられました。
ここは見た方がいいというポイントはありますか?
全部が見どころなんです。ひとつの場面でも抜かすと“あれ? つながらない”って思ったりするので、最初から楽しんで、遅れないで来ていただければな、と。皆さん時間を守ってください(笑)。
東京公演より大阪の方に来ようかと思うんですが、ホテル取れないですよね〜。