世界中のイヤホン/ヘッドホンの注目最新モデルが一堂に会する展示試聴イベント「ポータブルオーディオフェスティバル(ポタフェス)2024夏」が秋葉原で開催されました。そのなかから、ゲームプレイやアニメの視聴にも適しているモデルを紹介します。

「誰がチューニングしたか?」の重要性を思い出させてくれたAVIOTブース

 AVIOTブースで大きく打ち出されていたのは、ロックバンド・凛として時雨のドラムであるピエール中野さんが完全監修するヘッドホンの“ピッドホン3”こと「WA-V1-PNK」と、ワイヤレスイヤホンの“ピヤホン8”こと「TE-W1-PNK」。

 ブースのスタッフに、ゲームやアニメに適したモデルを尋ねてみると「そんなお問い合わせもあろうかと…」と言いながら『アイドルマスター シャイニーカラーズ』や『葬送のフリーレン』『この素晴らしい世界に祝福を!』など人気ゲーム/アニメとのコラボワイヤレスイヤホンを出してくれました。



コラボモデルは、コラボ作品側の作曲者や音楽チームによって、その作品にもっとも適したチューニングを施されているモデルも少なくないとのこと

 こうしたイヤホンは、コラボ作品にちなんだデザインやコラボ作品のキャラの完全新録ボイスなどに目がいきがちですが、作品の楽曲を手がけている作曲家やサウンドチームによるチューニングが施されているのも大きな魅力です。

「特定の作品の楽曲の魅力を最大限に引き出してくれる」というのも、ゲーム・アニメ向けイヤホンの解のひとつといえるでしょう。

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Technicsの「EAH-AZ80」は3点保持で疲れ知らず!

 Technicsブースでオススメされたのは、フラッグシップモデルのワイヤレスイヤホン「EAH-AZ80」です。

 大半のカナル型イヤホンは耳にはめたときにイヤーピースとハウジング部(ユニット部分を覆う外箱のような部分)の2点で保持されますが、このモデルはハウジング部の下部が耳の穴の周辺のくぼみ(コンチャ/耳甲介)にフィットする独特な形状をしており、3点で保持されます。そのため「長時間アニメを見たりゲームで遊んだりすることがあっても疲れづらく、耳が痛くなりづらいんですよ」とのことでした。



独特の形状による3点保持で長時間装着の疲れを大きく軽減する「EAH-AZ80」

 仕事に余裕ができると5~6時間くらいぶっ通しでゲームで遊ぶ筆者には逆に「耳が痛くなりそうな」言葉でしたが、イヤホンを検討するときは確かに快適性も大事だなとあらためて感じさせられました。