世界中のイヤホン/ヘッドホンの注目最新モデルが一堂に会する展示試聴イベント「ポータブルオーディオフェスティバル(ポタフェス)2024夏」が秋葉原で開催されました。そのなかから、ゲームプレイやアニメの視聴にも適しているモデルを紹介します。
シンプルイズベスト!「有線こそ最強」なAudio-Technica
Audio-Technicaブースでは、モニターヘッドホンの「ATH-M50x」、ワイヤレスヘッドホンの「ATH-S300BT」、ワイヤレスイヤホンの「ATH-CKS30TW+」がプッシュされていました。
音楽における「モニター」はミュージシャンなどが「スピーカーから出る自分の楽器の音を確認する行為」のことで、この単語を冠するヘッドホンやイヤホンは「原音を忠実に再現することにとことんこだわっている」のだと理解しておけば間違いありません。
重低音を重視したSOLID BASSシリーズである「ATH-CKS30TW+」
「ATH-S300BT」は「ATH-M50x」を少し手軽にしたワイヤレスヘッドホンで、音だけでなくファッション性にもこだわったモデルです。模様のパターンがひとつひとつ異なるというテラゾー柄(テラゾーはイタリアの人造大理石の建材の名称)や、メーカーロゴをまったく用いていないところなどに攻めの姿勢が現れています。また「ATH-CKS30TW+」はヘッドホンと異なり、重低音に強みを持つシリーズとなっています。
ブースのスタッフにゲームやアニメにオススメのモデルを尋ねると「ATH-M50x」が一番とのことです。遅延を避けるなら有線が最強! 極めてシンプルですが、まったくその通りです。ワイヤレスのお手軽さも魅力的ですけどね!
エントリーモデルに改良を施し音質をさらに向上させた「SE215 Special Edition」
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ゲーマーからも熱い視線が注がれている老舗のShure
ライブイベントやスタジオ収録など、プロユースオーディオ機器の第一人者の名をほしいままにするShureでは、フラッグシップモデルの有線イヤホン「SE846(第2世代)」が一番の注目株。ブースのスタッフにアニメやゲーム用途のオススメを訪ねてみると「エントリーモデルであるSE215が断然オススメです!」との回答を得られました。
2011年に発売された「SE215」は、1万円前後という手軽な価格も手伝って10年以上愛好され続けてきたロングラン製品です。コロナ禍の巣ごもりでゲームへの需要が拡大した頃から、ゲーマーからも熱い視線を浴びるようになりました。プロに愛好されていることからも分かるように原音に忠実であることをコンセプトとしているので、さまざまなジャンルの曲があるゲームやアニメのサウンドとも相性がよいといえます。
前述したフラッグシップモデル「SE846(第2世代)」は、市場価格12万~13万円というかなりの高級モデルです。「ポタフェス」来場者はコアな音楽ファンも多いので「SE215」はすでに所持している人が多く、結果として「SE846」の方に注目が集まっているとのことでした。うーむ、レベルが高い! しかしいつかは手に取ってみたい!
ソニーのゲーミングギアブランド・INZONEで注目を集めている「INZONE Buds」