世界中のイヤホン/ヘッドホンの注目最新モデルが一堂に会する展示試聴イベント「ポータブルオーディオフェスティバル(ポタフェス)2024夏」が秋葉原で開催されました。そのなかから、ゲームプレイやアニメの視聴にも適しているモデルを紹介します。
ゲーマー向けブランドとして着実に存在感を増しているソニーの「INZONE」
ソニーブースで目を引いたのはワイヤレスヘッドホン「ULT WEAR(WH-ULT900N)」です。左側下部の“快感ブーストボタン”(ULTボタン)を押すと「ソニー製品史上最高の重低音」を堪能できるのが特長で、極上の重低音はなるほど「快感」というにふさわしいものでした。
アニメやゲームにオススメのモデルがe☆イヤホンブースに展示されているとのことで足を運ぶと、ワイヤレスイヤホン「INZONE Buds」が展示されていました。「INZONE」はソニーが2022年から展開しているゲーマー向けブランドで、イヤホンやヘッドホンのみならずゲーム向けのモニター(ディスプレー)などもラインアップされています。
会場では「INZONE Buds」をドングル経由で接続したタブレットで『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』をプレイできました。公称「30ミリ秒以下の低遅延」とのことで、やはり相当のガチプレイでなければ遅延を体感するのは難しいレベルです。e☆イヤホンの担当者によると「リズムゲームやFPSを好む人からも『この性能なら選択肢に入る』と注目されている」とのことでした。
(広告の後にも続きます)
ディスプレー付きケースが独自の楽しみ方を提供するJBL
アメリカに本社を構え、約80年の歴史を誇るJBLのブースでは、ケースにスマートタッチディスプレーが搭載された「Live Beam 3」や、公式ストア限定製品となる「Live Buds 3」が注目を集めていました。
ディスプレーではボリュームの調整、曲の再生・停止、ノイズキャンセリングのオン・オフなどに加え任意の映像を流すこともできるようになっており「ケース表面のディスプレーにお気に入りのアニメやゲームの映像を流しておく」のは本機ならではの楽しみ方であるといえます。
ケース上部のモニターで好きな作品にドップリと浸れそうな「Live Buds 3」
ブーススタッフに性能面でのオススメも聞いてみると「『Quantum TWS』シリーズがオススメです」とのコメントを得られました。こちらも付属のUSBドングルで低遅延を実現しているほか、PCでの使用であれば、プラスアルファとして専用PCアプリから7.1chサラウンド機能を使用できます。
音質、遅延の有無、価格、快適性…何を重視するかで、ゲームやアニメに適したイヤホン/ヘッドホンは変わってきます。まずは「自分にとってもっとも重要な要素はどれか」を決めるのがよさそうです。