松岡茉優 (C)週刊実話Web

松岡茉優の主演ドラマ『ギークス~警察署の変人たち~』(フジテレビ系)が、早くも打ち切りラインの危機に立たされている。

ドラマは、頭は切れるのに人間関係に難アリな警察署勤務の“女ギーク”たちの奔走劇。松岡を主役に、田中みな実と滝沢カレン演じるオタク系女子警察官3人組が事件解決に挑むコメディだ。

【関連】松岡茉優“新婚&ドラマ主演”なのにかわいそう?イベント集合写真に同情集まる ほか

第2話の平均視聴率は、世帯5.5%、個人3.0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)。同じフジテレビで今期放送されているドラマ『海のはじまり』は世帯8.1%、『新宿野戦病院』は世帯7.1%と、比較してみると低い数字であることがわかる。

「『Hey!Say!JUMP』の有岡大貴と結婚した松岡に加え、田中みな実に滝沢カレンというバラエティー番組にひっぱりだこの2人という豪華キャストですが、フタを開けてみたら他のドラマに惨敗。どこか既視感のある展開は、『ハコヅメ』(TBS系)や『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)など、既視感のある作品が多い」(ドラマライター)

惨敗しているのは視聴率だけではない。

『ギークス』がTVerとXでもズッコケ

見逃し配信サービスTVerでは、『海のはじまり』と『新宿野戦病院』の第1話の再生数が300万回超えをするなか、『ギークス』は100万回を超える程度。人気度が可視化されやすいXのフォロワーは1.4万人で、『海のはじまり』の20万人と比較したら、その差は歴然だ。

こうした圧倒的な差は、キャストの問題だけではない。

「昨今の“書き手不足”を改善したいと考えるフジテレビは、今期は原作モノに頼らず、完全オリジナルのドラマしか放送していない。となると、視聴者が第1話を観る判断基準は“好きなキャストが出演するか”か、“知っている脚本家”であるかという2点に絞られます」(同)

『海の―』はフジ系の『Silent』をヒットさせたSnow Man目黒蓮と生方美玖のタッグ、『新宿―』は不動の人気を誇る“クドカン”こと宮藤官九郎氏がW主演の小池栄子と仲野太賀を自由に動かしている。

「特に強みのない『ギークス』がズッコケてしまうのも当然なのです。知名度のある脚本家を起用すれば企画書も通りやすいですし、今後ますます二極化が進みそう」(同)

今後のドラマ業界は、クドカンのような表舞台にも出てこられる“タレント脚本家”を発掘するフェーズがやってきそうだ。