バレーコート(生成AIによるイメージ画像)
バレーボール女子日本代表の主将・古賀紗理那(28=NEC)がパリ五輪後の現役引退を表明し、激震が走った。古賀は、五輪前に発表した理由をこう語っている。
「しっかり発表して、パリ五輪に集中したかった。私もチームも集大成なので、しっかりパリでいいパフォーマンスを出せるように発表しました」
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そんな古賀の決意に応えるかのように、チームではパリ五輪用の“新兵器”も投入され、メダルが期待されている。
「赤外線を通さない新素材を使用した“盗撮防止ユニホーム”です。近年、赤外線カメラでユニホーム内の下着などを盗撮される被害が問題になっていましたからね。そこで、日本のスポーツメーカーと、機能性材料や複合材料技術に精通している企業2社が、新素材を共同開発したのです」(日本スポーツ協会担当記者)
アスリートは0.01秒、0.1ミリを競っているため、ユニホームも肌にフィットしたものや、より薄く、より軽いものへと進化している。
「それを逆手にとるように、女性アスリートの盗撮被害も急増。社会問題になっていました」(同)
キューバはピチピチの水着タイプ
しかし、対応が遅れていたのも事実。
「国際バレーボール連盟をはじめ、海外のスポーツ組織のトップは男性が多いんです。2000年代初頭まで、女子バレーのユニホームの基準は小さくなる傾向にありました。コートに滑り込んで腹部を火傷する被害が報告されても、当時は『美しく見せるためだ』と一蹴されていました」(同)
日本代表が採用した新素材は軽量で「美しさ」も失ってはいない。ただ、ユニホームに対する考え方は国によって大きく違うとの声も。
「キューバの女子バレーボール選手の公式ユニホームは、ピチピチの水着といった感じ。また試合終了後、コート脇のベンチでユニホームを脱ぎ、上半身はスポーツブラだけでロッカールームに引き揚げていく海外選手団もいます」(スポーツライター)
とはいえ、日本代表の“新兵器”は海外からも注目されているようだ。
今後の日本人選手はカメラを気にせず、プレーに集中できるはずだ。