FW（フェアウェイウッド）が苦手なゴルファーって多いですよね。ドライバーやアイアンはうまく打てるのに、なぜFW だけ上達しないのか？その答えを見つけました！
スコアメイクは結果がすべて。FW だけ特別な打ち方をしてもいいんです！“FW専用スイング”で打てば、遠くのグリーンに簡単に乗る。パーやバーディを獲るチャンスが広がりますよ！
スイング中は下半身の安定を意識しよう
ゆるやかな傾斜だと感じてＦＷで打つときは、アドレスにアレンジを加えてください。
いつもどおりの構えから大きく変えると、スイングが変わりすぎてミートしづらくなるので「ちょい」変える。
「ツマ先下がり」でのアドレス
両ヒザを軽く曲げてボールとの高さを調整。上体の前傾角を平地とできるだけ変えないようにする
「ツマ先上がり」でのアドレス
クラブを持つ長さでアドレスを調整。高いボール位置に合うようにクラブを短めに持つ
ツマ先下がりなら両ヒザを少し深く曲げる、ツマ先上がりならクラブを短く持つなど、ちょっとした変化だけで十分です。
斜面ショットは「コンパクトに振る」が鉄則
傾斜はつねにコンパクトに振るのがセオリー。
体重移動も少なめにして、トップとフィニッシュを低めに抑える
そして、飛距離をかせぎたいショットでも、フルスイングはＮＧ。両足をしっかり地に着けたまま振る「粘り腰」のイメージで、７、８割くらいに力感を抑えたコンパクトなスイングで打つのがミス防止のポイントになります。
「左足下がり」でのアドレス
上体は傾斜に垂直、腰のラインは傾斜と平行。ボールを上げようとして傾斜に逆らって振るとミートが難しくなってしまう
「左足上がり」でのアドレス
腰のラインは斜面に対して平行にセット。上体は少し右に傾け傾斜なりに振りやすい角度にする
いかがでしたか？ スイング中は下半身の安定さを意識して練習してみてください！
レッスン＝吉本巧
● よしもと・たくみ／1980年生まれ、兵庫県出身。14歳で米国フロリダに渡り、2000年に米国でプロの資格を取得。現在は主宰する銀座ゴルフアカデミーで、多くのアマチュアをレッスン。
構成＝三代崇
写真＝中野義昌
協力＝取手桜が丘ゴルフクラブ（アコーディア･ゴルフ）
