森山錬プロによれば、スタート前の練習を見ただけで、その人が好スコアを出せるかどうかが分かると言います。クラブ選びや何を重視してスイングしているのか、球数の配分など、好スコアにつながるための練習を心がけましょう。
例えば1W、FW、
UT、7I、AWの5本
長いクラブのみ、あるいは短いクラブのみの練習はお勧めできません。ラウンド中、練習しなかった長さのクラブを振る際に、体が対応できないからです。スタート前は長いクラブから短いクラブまで徐々に長さが変わる5本を選択しましょう。例えば、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、ミドルアイアン、ショートアイアン(ウェッジ)です。細かい番手は自分なりのチョイスで構いません。どの長さにも対応できる準備をしておきましょう。
15、30ヤードを
打てるか確認
15ヤード
30ヤード
朝の練習ではボールを打つ前に素振りを何度も行い、体を温めておきましょう。その後、短いクラブから打ち始めますが、最初はウェッジで15ヤード、30ヤードを打てるかどうかを確認します。ミドルアイアン以降のクラブでも狙ったところにボールを打てるかどうかを確認しましょう。全部で30球打つとしたら、1本につき6球です。たとえ当たらなくても次のクラブに移りましょう。
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球の行方よりも
スイングリズムに集中
GOOD!
これはNG×
朝の練習では、いかにバランスよく振るかが大切です。フィニッシュをとれないスイングをしていては、本番でもボールは曲がります。狙ったところにボールを打てない人は、スイングリズムに問題があると考えましょう。長いクラブはゆっくりと、短いクラブは少し速めに振るのが基本です。普段の練習から、最初の30球はスタート前の練習と考え、スイングリズムを気にしながらボールを打っておくと、スタート前の練習をより効果的に行なえます。
森山錬
●もりやま・れん/1996年生まれ。レッスンは3カ月先まで埋まっている大人気プロ。平均飛距離300ヤード以上のドライバーショットを放つ。『Futako Golf Club』主宰。Instagram(@rengolf_54)で配信中の動画も大きな話題を呼んでいる。著書に「ゴルフは右手の使い方だけ覚えれば上手くなる(日本文芸社)」。公式ラインアカウント(lin.ee/dy4adIq)
構成・文=山西英希、写真=山上忠、協力=Futako Golf Club