『劇場版すとぷり はじまりの物語〜Strawberry School Festival!!!〜』公開記念舞台挨拶&全国同時生中継の取材が19日、東京都内で行われ、すとぷりの莉犬、るぅと、ころん、さとみ、ジェル、ななもり。、監督を務めた松浦直紀が登壇した。

 「すとぷり」は、動画配信サイトを中心にさまざまな活動を行う2.5次元アイドルグループ。YouTube動画再生数79.7億回再生、YouTubeチャンネル登録者数は300万人を超えるなど、ネットを中心に絶大な支持を集めている。19日から公開された映画は、彼らの新たな舞台として上映されるアニメ映画で、すとぷりのはじまりの物語を描く。

 本作の製作総指揮、企画プロデュースを務めたななもり。は、「僕たちが作品として物語になったときに、あまりにもフィクション過ぎて普段のすとぷりと全然違うよねとがっかりされるのが嫌で、今、好きでいてくださっているリスナーさんも楽しめて、初めて見る方もメンバーの魅力を知っていただけて、そのちょうどいい中間の物語や在り方って何なんだろうと悩んでいました」と製作には苦労もともなったというが、「本当になすてきな形になったと思います。自分の人生の最高の思い出になりました」と語った。

 また、声優初挑戦となるころんは「僕はパーフェクトだと思ったんですが、こだわりがあったのか、30テークくらい録って。ドッキリ動画なのかなと思って、キョロキョロしてました」と収録時のエピソードを明かした。

 本作の主人公でもある莉犬は「物語の最後の長せりふのシーンで、すとぷりのメンバーと出会って、自分が自分でいいんだなと思えたところにすごく共感しました。ただ、それは僕だけじゃなくて、メンバーのみんなもすとぷりのメンバーと出会って、居場所を見つけて、ここにたどり着いたのかなと思うと、最後の場面からエンドロールはグッとくる」と見どころを話し、「皆さんの心に雨が降ったとき、この映画が皆さんの勇気になったらうれしいです」とメッセージを贈った。

 映画は全国公開中。