UT選びのポイント!シャフト軸より刃がどのくらい出ている?
FP値が大きいのはダフリにも強いです
傾向としてはFP値が大きいヘッドほど、ソール幅が広くなるのでダフリのミスに強くなる
UTは、FWに近いタイプとアイアンに近いタイプがありますが、そのどちらが好みかで選んでいいと思います。性能を見極めたければ、FP(フェースプログレッション)値をチェック。シャフトの軸線上から刃(リーディングエッジ)がどのくらい前に出ているかを見てください。
FP値が大きい出っ刃のヘッドはウッドに近い性能で、打球が上がりやすく、飛距離も出るのが利点。FP値が小さいヘッドはグースネックのアイアンに近い顔で、ライン出しをしたり、球筋を操作しやすい。コントロールしたい、中・上級者に合うタイプです。
FPって何?
FP値とは、シャフトの中心線とリーディングエッジが、どれくらい離れているかを示す数値。その度合いによって「出っ刃」や「ストレートネック」とも呼ばれる」
FP大≫ウッド感覚でやさしさ重視
FP値が大きくなると、ウッドの顔に近い。高弾道でキャリーをかせげるやさしさをもっている
FP小≫アイアン感覚で操作性が高い
リーディングエッジがあまり前に出ていないヘッドはアイアンのように操作性が高いのが長所
いかがでしたか? ぜひ、FW・UTの選び方を参考にしてください!
レッスン=土手陸
●どて・たいら/1991年生まれ。24歳でゴルフをはじめる。東京・三鷹市の「東京ゴルフスタジオ」のコーチ兼クラフトマン。京都でも「ゴルフギアベースD-up」の代表を務め、スイングからクラブまで幅広い知識をもつ“西のカリスマフィッター” 。
構成=野中真一、編集部
写真=中野義昌
協力=南総カントリークラブ