ドラマ「嗤う淑女」で主演を務める内田理央と共演の松井玲奈が取材に応じ、ドラマの見どころや役作りについて語った。
本作は、“どんでん返しの帝王”と呼ばれる作家・中山七里氏の人気シリーズ『嗤う淑女』を実写化。美貌と天才的な話術をもつ希代の悪女・蒲生美智留が、悩みを抱える人々の欲望を刺激して地獄に陥れていく震撼(しんかん)のサイコサスペンス。
美智留役を演じる内田は、「最初にお話を聞いたときに“美しき詐欺師”と書いてあったのですが、そのときの私は食べ過ぎて太っていたので、まずダイエットをしなくてはという危機感を感じました。不安もあったのですが、玲奈ちゃんとご一緒できると聞いたときに、絶対に楽しくなるというワクワクに変わりました」と笑顔でコメント。
自身の役柄については、「美智留は美しく聡明で、自分の言葉によって相手をコントロールすることを楽しむ性質を持っているミステリアスな女性です。いろいろな過去や秘密も抱えている、これでもかというくらいの悪女を演じさせていただいています」と語った。
美智留の従妹(いとこ)で、彼女に人生を狂わされる野々宮恭子役を演じる松井は、「私は美智留が巧みな言葉でクライアントの人生をガラッと変えてしまうのを横で見守っているのですが、クライアントと美智留が話し始めるシーンは手に汗を握るものがあるので、見てくださる方に楽しんでもらえると思います」と見どころをアピール。
自身と役柄の共通点については、「恭子は理央ちゃん(が演じる美智留)のことを、すごく好きで憧れているので、そこは私も全く同じです」と声を弾ませた。
プライベートでも仲が良いという2人。「お互いの印象は?」との問いに内田は「普段の玲奈ちゃんも大好きなのですが、俳優としての玲奈ちゃんのお芝居は繊細でリアルで、玲奈ちゃんがお芝居をしてくださることによって、いろんな感情が見えてくるのでリスペクトしています」と回答。
松井は、「美智留はせりふの量が膨大で大変だなと思って見ているのですが、理央ちゃんは、せりふを全然言えないかも…と、すごく弱気でいるのに、いざ撮影がスタートすると完璧に話し始めるので、素晴らしいなと思います」と撮影時の様子を語った。
「撮影で印象に残ったシーンは?」との質問には、「1話で私がレモンティーをこぼすシーンを見ていただきたいです。おびえながら紅茶をこぼすシーンがあって、どうやればいいのかなと思ったのですが、1発できれいにおびえながらこぼすことができました」と笑みを浮かべると、内田も「玲奈ちゃんが1発で大成功した、すごいシーンです!」と太鼓判を押した。
ドラマは、27日よる11時40分から東海テレビ・フジテレビ系で放送スタート(毎週土曜よる11時40分~放送)。
(取材・文/小宮山あきの)