ボールをティーアップして打つドライバーと、地面の上から打つFWでは「飛ばし方」が違う。2オンのチャンスを確実にモノにするにはFWならではのテクニックをマスターしよう。
距離が余るときはオープンスタンスでフェードを打つ
体(胸)の正面でインパクト
クローズスタンスに構えると、体を回しやすくなり、深い捻転ができる。そしてクラブをインサイドから振り下ろし、体(胸)の正面で球をしっかりつかまえることが大事。フォローは無理に外側に出さず、スタンスなりに振り抜こう
2オンを成功させるには、飛ばすだけでなく、距離感を合わせる必要があります。スタンスを変えるのはそのためです。
たとえば、僕の3Wの飛距離は約270ヤードですが、ピンまで残り280ヤードなら、スタンスをクローズにしてドローで飛ばします。一方、260ヤードで距離が余るときは、オーブンスタンスでフェードを打つ。
このように球筋を打ち分けて飛距離をコントロールします。ドローで飛ばすには、スタンスなりにスイングし、手首を返して球をつかまえるのがポイント。体が開かないように、頭をしっかり残しましょう。
同調性をキープしながら手首を返す
体の回転と腕の振りをそろえて、手とクラブが体の正面から外れないようにスイングしながら、手首を返せば球がつかまる。体を止めて手首だけを急激に返すと、ヒッカケてしまう
上体が右に傾く
ドローを打とうとしてクラブをインから入れすぎると、体の左サイドが伸び上がり、上体が右に傾いてしまうので注意
いかがでしたか? 球筋を打ち分けて飛距離をコントロールしましょう。
レッスン=片岡尚之
●かたおか・なおゆき/1997年生まれ、北海道出身。171cm、67kg。5月のジャパンプレーヤーズチャンピオンシップでツアー初優勝。翌週のダイヤモンドカップとダンロップ・スリクソン福島で4位タイに入るなど、大ブレイク中!フリー。
構成=小山俊正
写真=相田克己
協力=浜野ゴルフクラブ