夢はスーパースター! 4ヶ国語動画でバズった「フィリピンママ」ブレイクの軌跡

昔からの夢は「スーパースター」

――ブレインであるアッポーさんがビジネス化や仕事を広げてくれているのですね。沖縄に住むようになったきっかけは?

タホのプロデュース動画を作っていたときに、大人の文化祭というイベントで何か出しませんかという話があって、知り合いのシェフに頼んでタホを売ることになりました。このお誘いをかけてくれた方々が、ちょうど同じタイミングで沖縄にカフェを出店することになり、タホをプロデュースしてほしいという話になったんです。

ボニーさんがプロデュースしているフィリピンスイーツ「タホ」

当時は、両親のいる長野にいたのですが、長野での暮らしは刺激が少し足りなくて、ちょうど引越しをしたいなと思っていたところでした。アッポーから「インフルエンサーの仕事はどこにいてもできるから、引っ越すなら沖縄は?」と言われて、行く理由もあるし沖縄もいいなと思って2ヶ月後にはスーツケースひとつで引っ越ししました。と、いうことで自宅があるのは沖縄ですが、拠点は「地球」だと思っていて、仕事ではどこにでも飛んでいきます。

――生活圏の広がりにもブレインの一言が役立ったんですね。今はいくつのお仕事を展開されているのですか?

インフルエンサーとして「ボニーイングリッシュ」のPRから始まって会社を立ち上げ、さらに米国シリコンバレー発の英語学習アプリである「ELSA Speak」のアンバサダーとしてマーケティングをしています。AIにより音声認識技術を使って、英語のスピーキング能力を上達させることができるユニークなもので、195カ国以上で3400万人以上の学生や社会人が使っています。また、フィリピン政府観光省などのプロモーション動画の作成、それにタホのプロデュースですね。

――多方面に活躍されていますが、ボニーさんの今後の夢はなんですか?

夢は、自分の人生をベースにアニメを作ることです。自分の体は1つしかないので、分身であるアニメに働いてもらいたいなと思っています。私は、アニメの「パワーパフガールズ」が大好きなんですが、キャラクターがずっと様々な企業とコラボもしていますよね。そんな息の長いアニメが作れたらいいなと思います。アニメを作ったチームとレッドカーペットを歩くのが夢で、すでに知り合いのイラストレーターにキャラクターをお願いもしています。

夢のベースにあるのは、中学生のときから持っていた「スーパースターになりたい」という思いです。英会話スクールを始めたときも、それがバズってちょっとスーパースターに近づいたように思えたりもしました。でも、スーパースターになるというのは、結局「有名になって周りの人を笑顔で幸せにしたい」という目標だったんですね。今は、それが形を変えてアニメになっています。スーパースターという夢を叶えるために、自分がどんな形で人前に出ていくかは変化していってもいいかなと思っています。