フェースを立てるときは強く打ちすぎ、加速しすぎに注意!
フェースを立てるのはスイングではなくアドレスで
ロフトを立ててヒットするとき、体が止まって手元が前に出すぎてしまうのは×。ヘッドが刺さるかトップが出やすいので、ヘッドを止めずにフィニッシュまで体をしっかり回していこう
フェースを立ててのプラス10ヤードも厚く当てますが、スイング中にフェースを立てるのはNG。インパクトの瞬間にフェースを立てようとすると、手元を前に出しすぎたり、ダウンスイングでクラブを急加速させてしまいがち。これはどちらもダフリ、トップや飛びすぎる原因になってしまいます。
フェースはアドレスで立てます。そして、立てて構えたフェースをインパクトで再現するだけ。振り幅やスイングテンポはこれまでと一緒です。アドレス時のフェースの立て方は、ハンドファーストを少し強めるか、ボールを半個から1個ぶん右に寄せる、のどちらでもOK。どっちで打ってもプラス10ヤードにならない人は、両方を組み合わせたアドレスをとってみてください。
① か② で+10ヤードまで飛距離が伸びないときは、①②を合わせた③を試してみよう
「俺の振り幅」飛距離管理シート
〝俺の振り幅で厚く当てる〞をマスターすると、以前よりも少し飛距離に変化が出る。「それは、インパクトが厚くなったことでエネルギーがしっかり伝わるようになったために飛ぶ。スピンがきちんと入るようになったから止まる。が理由ですが、どちらも球質がよくなった証拠です」と遠藤。
また「トータルの距離の内訳、キャリーとランの長さを覚えてください。それを考慮して寄せればもっとピンに寄るアプローチが打てます。SWだけでなく、AWのときも覚えておくとグリーンまわり攻略の引き出しが増えますよ」(遠藤)。飛距離管理シートに記入して、アプローチ上達に役立てよう!
レッスン=遠藤将也
●えんどう・まさや/1994年生まれ、長野県出身。東京国際大学のゴルフ部を経て、PGAティーチングプロ資格を取得。首都圏の練習場やコースでのラウンドレッスンを行なっている。レッスンはインスタグラムアカウント「en. dwu_」のDMで受付中。
写真=相田克己
協力=サザンヤードカントリークラブ