「静止画だけど違和感ない」「69歳の年齢差を感じない」などなど感嘆の声が寄せられたのは、7月23日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)。この日のゲストで歌い手のAdo(21)がリモート出演し、黒柳徹子(90)とのトークでファンを歓喜させた。芸能ライターが振り返る。
「素顔を見せない“覆面シンガー”と知られるAdoさんは、レギュラーを務める深夜ラジオでは『明るい陰キャ』と知られ、トーク力には定評があります。しかし、テレビのトーク番組となると、話は別。しかも番組初となるリモート出演ですからね。トークがかみ合うか、心配の声があがっていましたが、フタを開ければ徹子さんがAdoさんの本音や私生活を聞き出し、ファンにとっては“永久保存”の放送回となりました」
Adoは高校卒業後に一人暮らしを始めたようで、「今まで家事などをぜんぜん手伝ってこなかった子供だったので」と振り返り、「ああ、こまめに掃除をしないと」「ああ、ちゃんとゴミを出さないと」と改めて自立の大変さを実感したと明かした。これに徹子も「わかるわかる」と前置きして、ニューヨークで一人暮らしを始めた時のエピソードを話して笑いを誘うと、Adoも誰もいない部屋に帰る際に「ただいま」と言ってしまう癖があると告白。「誰もいないので一人で『おかえり』も言う」と続けると、徹子は「『おかえり』もおっしゃる。そうですか」と返していた。
SNSユーザーをザワつかせたのが、好きな食べ物に関するトーク。「好きな食べ物は何がお好き?」と徹子が切り出すと、Adoは「お寿司がいちばん好きです」と回答。徹子が「ああ、おいしいわね。お寿司の中では何がお好きですか?」と質問し、Adoは「やっぱりマグロがいちばんおいしいですね。とっても」と即座に回答。「そうですか。私はね、コハダ。コハダが好き」と返した徹子に、Adoは「ふふふ、おいしいですよね。光り物もとっても…」とリアクションしていた。この寿司問答に、ネット上では「徹子さんとAdoの寿司トークにほっこり」「マグロが好き。私はコハダ。お見合いみたい」「マグロにコハダ…。やり取りに和む」と大反響が寄せられていた。
「Adoさんといえば、かねてから寿司好きを公言していて、中でも回転寿司チェーンの『くら寿司』がお気に入り。今年6月からは念願かなって『くら寿司』とのコラボ企画を実施し、限定メニューやオリジナルグッズのプレゼントで、売上アップに貢献しました。コラボメニューの販売は7月15日で終了となってしまいましたが、今回のトークをきっかけに、Adoお気に入りの『くら寿司』へマグロを食べに行くファンが続出するかもしれません」(前出・芸能ライター)
歴史あるトーク番組で史上初のリモート出演を果たしたことで、Adoはまたひとつ“新時代”を切り拓いたようだ。