脚本・宮藤官九郎氏の「新宿野戦病院」(フジテレビ系)の第4話が、24日に放送された。
本作は新宿・歌舞伎町にある病院を舞台に、さまざまなバックボーンを持つ“訳あり”な登場人物たちが交錯する社会の構図をテーマとし、ときにユーモアを織り交ぜながら、さまざまな悩みや問題を抱えながらも強く生きる人たちの姿を通して、命の尊さを訴えかける救急医療エンターテインメント。(*以下、ネタバレあり)
聖まごころ病院に、謎の外国人マイケルが侵入し、ヨウコ(小池栄子)と死闘を繰り広げる。ヨウコが危機一髪の時、マユ(伊東蒼)が、享(仲野太賀)が食べようとしていたペヤングの熱湯をマイケルにかけてヨウコを救い、マイケルは警察に逮捕された。
ヨウコは、アメリカで売人の薬物を奪って燃やした過去があり、それがきっかけで、売人から命を狙われ、日本に逃げてきたという経緯を享に明かす。
そんな中、ヨウコと享は、謎の美容系インフルエンサー、イ・オンナ(余貴美子)を見掛ける。彼女の正体は、ヨウコの実の母 リツコ・ニシ・フリーマンだった。
リツコは、聖まごころ病院の面々とあいさつを交わしたが、院長(柄本明)は、リツコとは40年以上も前からの知り合いだというが…。
放送終了後、SNS上には、「『ふてほど』もだけど、クドカン脚本のドラマはお笑い要素が多く、シリアスな展開があってもあまり重たくならないから見やすくて好き。何より、所々で切り取ったワンシーンが面白い。今回は白木屋(高畑淳子)イジり」「コメディーなんだけど深い」「とにかくキャストが全員魅力的で内容が濃いのに重過ぎなくていい」「面白いのにゴリゴリに気持ちをえぐってくる。あるものをどうしようもなくあるものとして描く。覚悟と優しさ。重くて軽い。絶望の中の希望」といったコメントが上がった。
また、「第1話から比べると人物相関図がどんどん複雑になっていく。持ち込まれる案件も重くなって。だから次回もどうなってるのか想像できない。楽しみ」「1話、2話まではただ笑える内容だったけどだんだん深くなってきた」といった声もあった。
そのほか、「ドラマを見終わった後、『ぼっけぇ、もんげぇ』って岡山弁しゃべってる」「『英語と岡山弁混ぜてしゃべっていい日本人は藤井風だけ』って最高!」「生瀬勝久の『俺を誰だと思ってるんだ、俺だぜ』が面白かった」「好きな映画を問われたヨウコが『ブルース・ウィルスが最初から死んどるやつ』って言って、亨が『シックス・センスかよ』ってところで盛大に吹き出した」などのコメントもあった。