2019年、所属していた吉本興業の芸人らとともに特殊詐欺グループの会社のパーティーに参加した「闇営業」騒動で事務所を解雇された、お笑いコンビ・カラテカの入江慎也。
入江は「友達5000人」として数多くのバラエティー番組に出演し、その人脈の広さをネタにしていたが、この騒動により大きなイメージダウンとなりテレビから消えてしまった。その後は清掃会社「ピカピカ」を立ち上げ、清掃業に邁進。現在は従業員を雇い、支店を増やすほど事業は順調のようだ。
そんな入江が7月22日、自身の公式Xで不穏なつぶやきをしていたようで…。
「騒動から5年の時が経ち、会社を設立し仕事を精力的に行っているものの、『現場は大丈夫でも、上層部にあげるとコンプラチェックで、仕事がバラしになる』ことがあると発信したんです。入江によると、企業側からオファーを受けたのに、上の判断でダメになってしまうことがあるそうで、『その上層部の方々は僕のネット記事が判断基準かなぁ。今は知らないだろうな。それにしても悔しい』と、辛さをにじませていました」(芸能ライター)
現在は真面目に清掃業の経営者として働いているにも関わらず、過去のイメージで仕事をキャンセルされてしまうとは、入江もやるせない思いなのだろう。
これを受け、入江が清掃業をスタートした際に自宅の掃除をお願いしたことがあるという男性が、当時のエピソードを話してくれた。
「騒動後、入江さんが渋谷でゴミ拾いをしているというニュースを見て、改心した彼を見てみたいと思い清掃をお願いしました。まだ個人営業でやっていた時でしたが、換気扇や風呂場など丁寧にやってくれましたよ。その後、偶然近所のスーパーで休憩中の入江さんを見かけましたが、作業着もマスクもボロボロに汚れていて、本当にご自身で清掃業を頑張っているんだなと好感を持ちました。きれいな服を着てテレビで面白いことを言っていた人が、暑い中汚れることもかまわず仕事をするって並大抵の努力ではないと思います。入江さんには、過去の出来事に負けず頑張ってもらいたいですね」
ピカピカのホームページによると、彼の会社が清掃に入った店や事務所は、入江のSNSで宣伝もしてくれるそう。芸人から清掃業にジョブチェンジした入江だが、サービス精神旺盛なところは変わっていないようだ。
(佐藤ちひろ)