2024年4月に千葉県千葉市の幕張メッセで、動画配信サービス「ニコニコ動画」のリアルイベント「ニコニコ超会議2024」が開催され、コスプレイヤーの「七星めろん」さんが、『犬夜叉』の「珊瑚(さんご)」を披露しました。彼女にコスプレの注力したポイントや制作秘話を聞きました。
『犬夜叉』珊瑚に扮する七星めろんさん(X:@nanasemeron)/撮影:乃木章(X:@Osefly)
【画像】えっ、スタイル抜群! こちらがクオリティー高過ぎな『犬夜叉』珊瑚のコスプレです(8枚)
20回以上コスプレしている珊瑚…妥協なきクオリティーの追求
2024年4月に千葉県千葉市の幕張メッセで、動画配信サービス「ニコニコ動画」のリアルイベント「ニコニコ超会議2024」が開催され、コスプレイヤーの「七星めろん」さんが、『犬夜叉』の「珊瑚(さんご)」を披露しました。
裁縫と造形スキルが高く、海外のコスプレイベントにも招待されるなど、世界を股にかけて活躍する七星めろんさんに、コスプレの注力したポイントや制作秘話を聞きました。
――今回のイベントに珊瑚で参加されましたが、どのようなキャラへの思い入れがありますか。
最初に憧れた女性キャラクターが珊瑚でした。当時はコスプレするなんて考えてもいなかったです。でも裁縫や造形技術が身につき、自分の人生に「コスプレ」を取り入れてからは「憧れた珊瑚ちゃんになりたい……なる! 作る! イベントに行くんだ!」と。たったそれだけの理由で始めたんですが、「大好き」という気持ちの言動力はすごいなぁと改めて気付きました。
――珊瑚のコスプレはいつからしていますか? 都合何回目になりますか?
初めてコスプレしたのは2018年になります。当時、衣装製作や造形を始めたばかりでしたが、ちょっとずつ技術も身についてきて「今だ!」と思って作りました。回数でいうと、趣味と仕事を合わせて20回近くは出しているんじゃないかなぁと……!
――揺れる髪など「なびき」の演出もお見事です。コツがあれば教えて下さい。
風を読んでいます。躍動感あるポージングの場合、完成系のポーズをした後、そのポーズになるまでの一連の動きをして、風がどの方向に流れて行くかを考えます。あとはカメラマンさんのカウントダウンに合わせて動いたり、手を使ってウィッグを弾いたりします! 「投げる」のではなく「弾く」ですね! 弾くことで自然な動きになるんですよ! 試してみて下さい♪ だんだんコツがつかめるはず。
――造形の注力ポイントを教えて下さい。
武器の分割、原作に忠実なバランスはかなり重要視しています。飛来骨はふたつ分割できるので持ち運びも楽ちんです♪ 海外遠征も多いので、分割は型紙制作のときに真っ先に考えます。
防毒面マスクは小顔かつ鼻筋が綺麗にでるよう作っています。高橋留美子先生の描かれる、特徴的な前髪のボリューム、鼻筋、頬の膨らみといった女性の美しさを意識したデザインが大好きです! 2次元を3次元に落とし込むにはやっぱりバランスは外せないですね!