『ONE PIECE』最新話の第1121話は、「Dr.ベガパンク」の世界放送や「五老星」と「ルフィ」たちのバトルなど、内容の濃いエピソードでした。そのなかでも、ベガパンクのとある言葉に注目が集まっています。
ロジャーがパッケージの『ONE PIECE Log Collection “ROCKET MAN”』DVD(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
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ロジャーの死亡は24年前のはずだが?
※この記事では『ONE PIECE』単行本109巻以降の内容に触れています。未読の方はご注意ください。
2024年7月22日発売の「週刊少年ジャンプ」に掲載された『ONE PIECE(ワンピース)』第1121話では、「エッグヘッド編」が佳境に入り、物語も大きく展開しました。そして、「Dr.ベガパンク」の世界放送でのあるセリフに、疑問を抱く読者の声が多くあがっています。
同話ではベガパンクの世界放送や、それを止めようとする「五老星」と主人公「モンキー・D・ルフィ」の苛烈なバトルが繰り広げられました。「ニカ」の姿になった「ジュエリー・ボニー」とルフィの共闘などの熱い展開の一方、「希少種族」や「古代兵器」など、いまだ謎の多いテーマに触れるベガパンクの放送でも盛り上がりを見せます。
そのなかでも、「(ノイズが入って)ジャーが死んで25年!! 白ひげが死んで2年!!」というセリフが注目されました。この「ジャー」は、海賊王「ゴール・D・ロジャー」を指していると考えられるものの、彼が処刑されたのは24年前のため、時期が1年ズレていることが分かります。
25年前のロジャーに関わる出来事といえば、「偉大なる航路(グランドライン)」の「最後の島」にたどり着き、その大偉業を称えられて「海賊王」と呼ばれるようになったことが挙げられます。「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を発見して爆笑し、その場所を「ラフテル(Laugh Tale)」と名付けたという歴史的瞬間でもありました。
読者が気になっている出来事としては、「おでんの航海日誌」で語られていたように、ラフテルから船に戻ったロジャーに「シャンクス」が質問し、そのあとに泣いていたこともあげられるでしょう。
25年前は歴史的に重要な出来事や気になる伏線がありますが、ロジャーの生死に関する情報はありません。すでに病気に身体を蝕まれていることは語られていましたが、ロジャーは「ロジャー海賊団」解散から1年後に海軍へ自首しており、25年前に死亡していないことは確かです。
読者の間では、「ロジャーが実は25年前に死んでて、影武者が処刑されたということかな」「誤植も考えられるけど、わざわざ吹き出しにかぶせるようにノイズ入ってるし、別の誰かのこと?」「こんな分かりやすい部分ミスしないと思う……」など、戸惑いの声が出ています。
読者が疑問視するように、単なる誤植でなければ「○ジャー」が別の誰かを指している可能性もあるでしょう。ネット上では、「尾田先生のことだから伏線も十分にありえる」「まだ詳細が語られていない『なんとかジャー』がいるのか」などの意見も見られました。
単行本で修正されていなければ、今後意外な展開をもたらす重要なセリフになるかもしれません。