吉本新喜劇のコメディアイドル「秘蔵っ子」でマドンナ争い勃発!? “レディー・ガガ役”重谷が大暴れ

吉本新喜劇の若手12人で結成されたコメディ&ボーカルユニット・秘蔵っ子によるライブ「まるごと秘蔵っ子vol.4」が、7月14日(日)に大阪・YES THEATERで行われました。今回の見どころは、なんといっても同日から配信が始まった新曲「マドンナ」の初披露! そして、昨今の新喜劇で不在の“マドンナ”の地位を目指して、女性座員たちがバチバチに火花を散らしました。マドンナ候補となった意外な人物とは!? 芸人ライターとしても活動する座員の祐代朗功が、その熱い夜をレポートします。


出典: FANY マガジン

「私こそがマドンナだ」

秘蔵っ子による3rdシングル「マドンナ」が初披露されたのは、イベントの終盤。作詞・作曲は、間寛平の息子でシンガーソングライターの間慎太郎です。メンバーの湯澤花梨も作詞に初挑戦しました。夏をイメージした爽やかな歌詞と衣装のアップチューンは季節にピッタリ!

曲が流れ始めると、歌とダンスのパフォーマンスが始まります。男女混合の並びから女性5人が最前列に。「私こそがマドンナだ」と言わんばかりの女性陣の競演は迫力満点です。


出典: FANY マガジン

パフォーマンス後のフリートークでも、話題は「マドンナ」。前日に松浦景子がケガから復帰したこと、「マドンナ」の作詞に湯澤花梨が参加していること、そして、重谷ほたるが「マドンナ」のダンスの振り付けにかかわっているとかいないとか……女性陣が男性陣を押し退けて話題をさらい、マドンナ争いがさらに加熱します。

秘蔵っ子は2023年3月、吉本新喜劇を盛り上げるための若手育成を目的として結成されました。メンバーは松浦景子、筒井亜由貴、入澤弘喜、新井崇史、生瀬行人、重谷ほたる、小林ゆう、よこっちピーマン、住吉大和、湯澤花梨、野崎塁、咲方響の12人。これまで2曲のシングル、「ECSTASY-Osaka- 秘蔵っ子 version」と「オレたちゃ秘蔵っ子」をリリースし、今回、新曲「マドンナ」を配信リリースしました。


出典: FANY マガジン

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コントの劇中劇でパフォーマンス!

この日のイベントは、「ECSTASY-Osaka- 秘蔵っ子 version」のパフォーマンスから始まりました。1990年代に人気が低迷していた新喜劇の“復活”を象徴する曲のカバー曲です。当時の人気復活を牽引した内場勝則らの姿が脳裏に浮かびます。

当初、一部の熱狂的な新喜劇ファンからは「当時の人間以外が歌うのはやめてほしい」という声も上がっていましたが、この曲は若手から新喜劇を盛り上げていこうという決意の表れです。


出典: FANY マガジン

コントのコーナーでは、漫画家役の小林がテレビを見たり、漫画を描いたり、過去を回想したりして、舞台をまわします。テレビや漫画や過去の内容が、別のコントや秘蔵っ子のパフォーマンスになるのです。いわゆる劇中劇として個々のコントがあり、1つの大きな物語として繋げていきます。

野球のコントや「オレたちゃ秘蔵っ子」のパフォーマンスなどもあるなか、たてこもりコントではレディー・ガガ役として重谷が登場。ヒーロー戦隊コントにもレディー・ガガの重谷が出てきて、観客は大盛り上がり! 直後の漫画家コントにも、レディー・ガガの格好のまま出てきた重谷に拍手喝采です。


出典: FANY マガジン

出典: FANY マガジン

ということで、いちばん目立ったのは重谷です。しかし忘れてはいけないのは、ほかの人たちの力のおかげで重谷が目立ったということ。コントに限らず、さまざまな作品を見るとき、いちばん目立った人以外に注目するのも一興です。

そして最後の写真撮影タイムでも、メンバーたちの関心事は“マドンナ”の行方。「マドンナは誰かな?」「マドンナは住吉大和かな?」と、まさかの住吉大和の名前も候補として挙がりながら、秘蔵っ子のマドンナ争いは続いくのでした。

秘蔵っ子の3rdシングル「マドンナ」は各種音楽配信サービスでデジタル配信中です。ぜひお聴きください!