「中学受験、ママ友とどこまで情報共有OK?」ナーバスな時期のお付き合い方法

ママ友の意見がわが子に当てはまるとは限らない

「直前期になると、個別指導や家庭教師を頼むご家庭も増えてきます。我が家も、成績が低迷してわらをもすがる思いで『どこかお任せできるところがあれば頼みたい!』となりました。でも時間がなくて、どこがいいのがわからず……。そんなときはママ友の情報ネットワークに助けられました。

ただ、アドバイスを求めると主観が入るので『もっとコマ数を頼んだほうがいい』『あの塾の先生は怖いからダメ』などの情報もたくさん入ってきます。でも、それはその人が感じたことなので正しいとは限らないんですよね……。直前期は平常心を失っているのでその判断が難しかった。アドバイスは自分で取捨選択するという意識が必要です」(千代田区在住・女の子のママ)

最新の情報を素早く得るという観点では心強いママ友ネットワーク。しかし注意が必要です。今はインターネットやSNSでたいていのことは調べられる時代ですから、例えば評判のいい個別指導塾の名前をママ友に教えてもらったら、あとは自分で調べて、自己責任で判断するのが大切ですね。

お子さんによって状況や志望校は異なるので、冷静になってみれば友達の言葉がわが子に当てはまるとは限りません。それでも焦っているときは影響されてしまうもの。落ち着いて、子どもの個性をもとに判断することを心がけましょう。

ママ友は同じ悩みを持つ最強の仲間であることは間違いありませんが、必ずしも個人的な情報、偏差値や志望校をシェアしなくても励ましあうことはできるはず。そこは節度を持ちながら、助け合っていくのがベストでしょう。受験期はストレスが多い生活ですから、悩みの種は減らすべく注意が必要ですね。

働きながら中学受験の伴走はとても大変なものです。ぜひ、しなやかに、明るく、ママ友と支えあって受験を乗り越えてください。