パリ五輪でフジテレビ・倉田大誠アナの実況が話題を呼んでいる。

 スケートボート女子ストリートで吉沢恋が優勝した際は、「金メダルに恋した14歳!」と実況した倉田アナ。21年東京五輪では同じくスケートボードの女子ストリートの実況で、13歳(当時)の西谷椛が金メダルを獲得した時には「13歳、真夏の大冒険!」と実況し、この年の「新語・流行語大賞」にノミネートされたが、フジテレビ関係者は「今回も間違いなく準備していた実況ですよ」と話す。

 スポーツアナウンサーにとって、五輪の実況に抜擢されることは大きな名誉だ。選考はNHKと民放、民放連で構成するジャパンコンソーシアム(JC)で行われ、パリ五輪では全テレビ局の中で24名が選ばれたなか、フジテレビからは倉田アナと生野陽子アナの夫・中村光宏アナの2人だけ。社の代表して“爪痕”を残そうとするのも当然である。

「どのアナも選手に徹底的に取材をして、実況で使う言葉を考え抜きます。その中から何点かを決めて、放送で使う資料に書き込んで本番に臨む。倉田さんの場合も、まさしく厳選に厳選を重ねて用意したもの。ハマったな、と本人はニンマリのはずです(笑)」(民放ディテクター)

 倉田アナは42歳。アナウンサー歴20年のベテランだが、

「小学生時代から本気でタレントになりたくて、旧ジャニーズ事務所などのオーディションを数多く受けています。全て落ちたそうですが(笑)。今回の実況にSNS上では《狙いすぎ》と否定的な見方もあるようですが、元来が目立ちたがり屋だけに、話題になったもん勝ちといったところでしょう」(夕刊紙記者)

 果たして「金メダルに恋した14歳!」は流行語大賞に選ばれるか。

小田龍司

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