『ONE PIECE(ワンピース)』において誰が最強なのでしょうか。最近は戦いのスケールも大きくなってきたため、今後も活躍できるキャラは限られてくるかもしれません。なかでも、最強候補筆頭としてファンの注目を集めているのは、海軍大将の藤虎ことイッショウです。
画像は『ONE PIECE Log Collection “FUJITORA”』DVD(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
【画像】チート能力といえばコイツ! こちらが『ワンピース』屈指の強キャラです(4枚)
初登場時の衝撃は絶大!
『ONE PIECE(ワンピース)』「エッグヘッド編」では、最強権力者である「五老星」が謎の力で大暴れしています。おそらく「動物(ゾオン)系」幻獣種の「悪魔の実」の能力だと思われますが、いまだ詳細は明らかになっていません。
彼らの能力に共通することは、ひたすらにスケールが大きいということでしょう。きっと、ここからの戦いは予想もできない大規模なものになってくるはずです。そのようななかで「彼らに匹敵しそう」と注目を集めているのが、海軍大将の藤虎ことイッショウの能力です。
イッショウの有する「ズシズシの実」は、「超人(パラミシア)系」の一種で重力を操れます。対象を重くして動きを封じ込めたり、逆に軽くして宙へ浮かせたりと、利便性の高さが持ち味でしょう。作中では「麦わらの一味」トップクラスのフィジカルを持つ「ロロノア・ゾロ」を跪かせ、そのまま地面ごと奈落の底へ叩き落とすパワーを見せつけました。
さらに反重力も操れるため、浮遊させた物体を足場にして空中に対応することも可能で、イッショウは自分が乗る戦艦を浮かせて移動するといった技も披露していました。
また利便性だけでなく、破壊力も持ち合わせているのが「ズシズシの実」の長所です。例えばイッショウが作中で披露した「重力(グラビ)刀」は、能力を付与した刀を振るって強力な重力帯を発生させる技で、攻撃を受けた「モンキー・D・ルフィ」やゾロがガードの上から吹き飛ばされるほどの威力を誇っていました。
そして何より「ズシズシの実」は、効果範囲の広さが異次元です。「ドレスローザ編」では国中に散らばった瓦礫(がれき)の山を大量に浮かせ、果てには重力で隕石をも呼び寄せていました。隕石に対しては、あの「ドンキホーテ・ドフラミンゴ」が「冗談じゃねえぞオイ」と冷や汗をかき、「トラファルガー・ロー」も「ウソだろ……」と絶望の表情を浮かべるほどです。
あまりにも規格外すぎて、初登場時には読者の間でも「別格の能力出てきたな」「隕石落としはヤバいだろ。世界滅ぼせるって」「とんでもないヤツが出てきたな」と大きな話題を呼びました。
しかもまだイッショウは能力の底を見せておらず、「ドレスローザ編」でも余力を残していた印象です。つまり「悪魔の実」のセカンドステップである「覚醒」を隠している可能性もあるでしょう。
もし「ズシズシの実」が「覚醒」するとしたら、ほかの「パラミシア系」のように能力の性質を周囲の物体に付与できるようになるはず。これは想像にすぎませんが、ひょっとしたら大量の重量帯を発生させてブラックホールを創り出す……なんて芸当が可能になるかもしれません。
能力のスケールは作中でもトップクラス、さらにポテンシャルも未知数な「ズシズシの実」は、まさしく最強の「悪魔の実」のひとつでしょう。そして何より気になるのは、イッショウの立ち位置です。海軍の在り方に疑問を抱く彼は、場合によっては海賊側に回る可能性もありそうです。
イッショウは次に誰とバトルをするのか、今後の活躍に期待しましょう。