2024年7月31日(水)に、アントレプレナーシップ教育(起業家教育)を軸とした高校生向けの社会課題解決プロジェクト『GOTEMBA MIRAI PROJECT 2024 powered by TGC』キックオフセミナーが開催された。
『GOTEMBA MIRAI PROJECT 2024 powered by TGC』
第1回目となるキックオフセミナーを開催
東京ガールズコレクション(TGC)と(株)しずおかフィナンシャルグループが連携し、内閣府の「SDGs 未来都市」に選定されている御殿場市の地域活性化と社会課題解決支援を目的に、アントレプレナーシップ教育(起業家教育)を軸とした高校生向けの社会課題解決プロジェクトを始動。地域の社会課題である「若者の人口流出」や「担い手不足」などの解消に向けて、高校生の「シビックプライド(地域への誇りと愛着)」および「アントレプレナーシップの醸成」につながる活動を展開する。
7月31日(水)に開催された『GOTEMBA MIRAI PROJECT 2024 powered by TGC』キックオフセミナーを皮切りに、御殿場の未来を担う30名の高校生メンバーと、メンターとして静岡県立大学生、静岡銀行員ともに、2025年3月まで約8か月をかけて地域の課題を探索し、課題解決や魅力発信のプランを考え、アクションを起こす。
第1部では、御殿場応援大使を務めるなえなのがトークショーに登場。御殿場に帰ってきたのは先々週に開催された地元の花火大会ぶりというなえなの。現在の活動を始めたきっかけを聞かれると「もともと御殿場プレミアム・アウトレットでアパレル店員をしていました。他の仕事もチャレンジしてみたいと思い、好きなことを仕事にしたら毎日楽しく過ごせるかもと思ったのがきっかけで、インフルエンサーを目指しはじめました。その当時出始めていたTikTokでまずは先駆者にならないと!と、突き詰めていった先に今があります」「経験ないことや不安になることもいっぱいあります。演技の仕事もまったく未知の世界だったので初めての現場はとても緊張したし、落ち込みました。思いついたら即行動!一歩大きく踏み出して経験することはとても大事。あと、好きか好きじゃないかも重要」
上京してはじめて気づいた御殿場の魅力について「ご飯は全部美味しい!富士山の雪解け水が普通に水道に通っていて、それがとても美味しい。御殿場高原あらびきポーク(ごてあらポー!!)が東京のスーパーでも売っていて嬉しくて買っちゃいます!県外の方にお薦めしたいのは“わさび”あまり得意ではないのですが、静岡のわさびはすごく美味しいです!」と御殿場の魅力を語った。
「何を目指したらいいかわからないと思ったら、まず好きなことは何かを考えてみてください。やりたいこと、楽しいと思える道を選んでほしいと思います!」と、最後に若い世代にエールを送った。
その後行われたトークセッションでは、フジテレビプロデューサー清水俊宏氏、文科省アントレプレナーシップ推進大使の(株)morich 代表取締役 森本千賀子氏、北駿(ほくすん)地域若手担い手交流会代表でかつまたファーム(株)代表取締役 勝亦健太氏がゲストとして登壇。働くやりがいや地域内外からみた御殿場の魅力・可能性などについて、各分野で活躍されている御三方だからこその、具体的な事例を交えたトークが熱く繰り広げられた。
第2部のワークショップでは、「自ら考え、行動し、発見する。」アントレプレナーシップ醸成に関する講座を実施。ワークショップデザイナー長谷川直紀氏、スピーチトレーナー永楠あゆ美氏による、身体を使ったチームビルディングや、農業の課題の探索などが行われた。最後に次回に向けて、農業関係者の方へインタビューをするという宿題が説明され、第1回目の『GOTEMBA MIRAI PROJECT 2024 powered by TGC』は終了した。