宮野真守、打ち水イベントで「初代キン肉マン」神谷明との秘話語る

 豊島区が掲げる国際アート・カルチャー都市構想のシンボル施設「Hareza(ハレザ)池袋」のグランドオープン4周年を記念するイベント「Harezaの日4th Anniversary SUMMER FESTIVAL 2024」が8月1日から4日まで開催。2日のオープニングイベントに声優の宮野真守さんが登場し、参加者らと打ち水を行いました。

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■ 宮野真守、打ち水の冷却効果に驚き「すごい即効性がある!」

 赤いボディが目を引く池袋エリアのコミュニティバス「IKEBUS(イケバス)」に乗って会場に現れた浴衣姿の宮野さんは、高際みゆき豊島区長らとともにレッドカーペットを歩きながらステージへ。





 「この辺には舞台の公演でよく来ていました」と宮野さんは感慨深げに辺りを見回しつつ、 「埼玉出身なので池袋は俺の街みたいなもんですよ! そんな街でこうしてイベントができて嬉しいです」とコメント。「今日は暑いけどもみなさん気をつけて、水分補給もしっかりして楽しんでいきましょう」と観客に呼びかけます。



 高際区長の開会宣言に続いて、さっそく打ち水へ。宮野さんは参加者とともにひしゃくから勢いよく水を地面に撒き、観客からは大歓声が挙がります。



 途中、記者のカメラに気付いた宮野さんが直々に打ち水を放つ“サービス”も。はじける笑顔も相まって、頭まで真っ赤になるほどの暑さが瞬時に涼しい風へと変わりました。



 総勢30人ほどで臨んだ打ち水の効果はすぐに現れ、イベント開始時点で38度だった会場の気温は36度へ一気に冷却。「すごい即効性があるんですね……!」と、宮野さんも思わず驚きの表情を見せていました。



■ キン肉マン役「宮野くんなら行ける」神谷明が確信した“池袋での舞台”

 打ち水に続いては、宮野さんが主人公・キン肉マン役を務めるテレビアニメ「キン肉マン 完璧超人始祖(パーフェクトオリジン)編」についてトーク。1983〜1992年放映のシリーズでキン肉マン役を務めてきた神谷明さんからバトンタッチを受けた今作について、「プレッシャーもあったんですけども、大反響を得て素晴らしく感動しております」と語ります。





 「行く現場行く現場でおじさんのスタッフに『宮野さん、キン肉マン素晴らしいですよ!』と言ってもらって。我々世代、40代以上の方々には懐かしさがこみ上げるみたいで、こうした方々が楽しんでみてくれているというのが嬉しいです」(宮野さん)

 今回の役を務めるにあたり、神谷さんと2人で食事をする機会があったという宮野さん。神谷さんは「当時のことや、キン肉マンをやるうえでの心構え、そして『なぜ宮野くんなら行けると思ったのか』というところもお話ししてくださった」といいます。



 「(Hareza池袋の一角にある)東京建物 Brillia HALLで演じた舞台がテレビで放送されたのを(神谷さんが)見ててくれていて。そこでの緩急やお芝居どころがキン肉マン(の演技に)活かせると思ったんだよ、と言ってくださって。超人には友情パワー、心と心のつながりが大事なんですけど、神谷さんとこの日に心が繋がれた感覚がありました」(宮野さん)

 自身が歌う主題歌「キン肉マンGo Fight!」についても宮野さんは、「子どもの頃から刷り込みのように覚えている曲」と、その偉大さを称賛。「歌わせてもらうのは非常にプレッシャーがありましたが、串田(アキラ)さんの熱い歌声にリスペクトを込めつつ、『キン肉スグル』としての声質をしっかり意識したなかで歌唱しました」と思いを語っていました。

 トーク中、宮野さんが熱く語る背後でキン肉マンが宮野さんにちょっかいをかけ、“キン肉マン同士のツッコミ合戦”を繰り広げる一幕も。



 最後は宮野さん自らキン肉マンの背後に隠れ、「へのつっぱりはいらんですよ!」と、名ゼリフの“生アテレコ”で会場を沸かせていました。



 「Harezaの日4th Anniversary SUMMER FESTIVAL 2024」は、8月1月から4日の11時から21時まで、中池袋公園・パークプラザほか周辺施設で開催。ステージでのライブパフォーマンスや、8月3日「Harezaの日」にちなんだスペシャルサービスが提供されます。

取材協力:一般社団法人Hareza池袋エリアマネジメント

(取材:天谷窓大)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 天谷窓大 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024080305.html