映画『劇場版 ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』では、主人公「日向翔陽」がエースを差し置いて一番得点を決めていたようです。では、ひとりでどのくらい得点していたのでしょうか?
映画『劇場版 ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』の本ポスタービジュアル (C)2024「ハイキュー!!」製作委員会 (C)古舘春一/集英社
【画像】えっ、怖っ! こちらが日向をかごに閉じ込める研磨の姿です(3枚)
手に汗握る展開が「激アツ!」
現在、フランスにて「2024年パリオリンピック」が開催中です。8月5日には準々決勝でイタリアと日本による激しい攻防戦で世界中のファンを熱狂させました。
今年2月に劇場公開され、興行収入112億円超えの大ヒットを記録した『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』は「劇場版ハイキュー!! FINALシリーズ」2部作の第1部であり、かつてライバル関係にあった烏野高校と音駒高校が全国大会の舞台で、両校にとって待望の一戦であり、「もう一回」がない熱戦を繰り広げます。
アニメとはいえ、画面から伝わる熱はリアルなバレーの試合さながらです。選手たちがつなぐ1打1打すべてに全身全霊が注がれ、見ている我々も手に汗握ります。「どっちにも負けてほしくない」「勝敗なんてなくていい」と思ってしまい、点数を数えている暇すら与えてくれませんが、実際、烏野の選手たちはそれぞれ何本決めたのでしょうか?
開始早々に得点を決めたのは、やはり主人公「日向翔陽」です。「影山飛雄」からのトスを受け、お得意の「変人速攻」を決めました。
しかし、音駒がすんなり得点を稼がせてくれるわけがありません。「灰羽リエーフ」から打点の高い1点を返されます。その後も、「東峰旭」が強烈なスパイクを決めて烏野に再びリードが戻ったと思いきや、「孤爪研磨」のフェイントに引っかかり再び同点に戻ったり、また東峰が1点決めたら「黒尾鉄朗」のブロックで取り返されたりと攻防が続きます。
このとき、烏野の誰が決めたか分からずに得点ボードが「4-4」(以降、左:音駒得点/右:烏野得点)、「8-9」になっているので、描写されていない箇所は割愛させてください。改めて、この記事では「描写されている限りの得点数」でカウントします。
この後、日向がスパイクを決めて「8-10」になったあと、烏野に「山口忠」が投入されます。見事に彼の最大の武器「ジャンプフローターサーブ」が決まり、烏野が得点を重ねました。
こういった攻防の結果、1セット目を制したのは音駒でした。2セット目も点の取り合いが続き、研磨の策による徹底した「日向潰し」によって、ますます烏野はピンチに追い込まれます。しかし、そのピンチを切り開くのもまた日向なのです。影山からもらった高いトスの打ち返すタイミングがずれただけものの、それが功を奏して音駒のブロックを切り抜けて得点を決めました。この日向の活躍により、第2セットはギリギリで烏野が勝利します。
これでもうお互い後がありません。しかし、この3セット目を黒尾は「ごほうびタイム」と言っているんです。1セット目も2セット目もデュースに突入して疲労しているにも関わらずのこの言葉は、彼らがいかにバレーを好きかという気持ちが伝わってきます。
そしてその好きだという気持ちは、烏野も同じです。劇中、研磨のモノローグで「苦しい」「しんどい」「終わらないでほしい」という対比した思いが明かされていますが、烏野も勝利に対するすさまじい執着で、どんなボールが来ても死に物狂いで追いかけます。
最後は研磨が何とかボールをつなげようとするも、汗で手元が滑ってボールを落とし、最終的には「21-25」で烏野が勝利を収めました。
確認ミスがなければ劇中で描写された限り、日向が12点、影山が3点、東峰が9点、山口が1点、月島が5点、澤村が2点、田中が7点でした。
本作の主人公ということで、ピックアップされるシーンが多いというのがひとつの理由かとは思いますが、なんと、エースを差し置いて日向が一番点数を獲っています。
バレー・ブラジル代表の右腕に「思い出なんかいらん」という、本作に登場する稲荷崎高校の横断幕に書かれたスローガンがタトゥーとして刻まれていたことがSNS上で話題となりました。日本のみならず、世界から愛される『ハイキュー!!』のFINALシリーズ2部作目の公開が待ち遠しいです。