「ドラゴンクエスト」シリーズには、さまざまな美男美女の仲間キャラがいます。その美しいビジュアルから「使ってみたい!」とワクワクしたのに、「実際に使ってみたら微妙すぎる」「プレイヤーの予想を裏切ってきた」といったキャラもいました……。



スマホゲーム『ドラゴンクエストウォーク』に登場する『ドラクエ4』のミネア

【画像】え…超カッコいい! コチラがドラクエ界の美男子の皆さんです(4枚)

「使いたいけども…」馬車を温め続けた惜しい美男美女たち

「ドラゴンクエスト」シリーズには、さまざまな美男美女の仲間キャラが登場します。ビジュアル面でこれ以上ない魅力を持つ彼らですが、必ずしも戦闘で前線に立てるとは限りません。馬車を温め続けたり、プレイヤーの期待を裏切ったりしたキャラもいました。

『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』の「ミネア」は、美しい紫の髪と褐色肌のビジュアルが魅力的な女性キャラです。占い師という特殊な職業なのもあって、仲間加入した時に「使ってみたい!」とウキウキで前線に立たせたプレイヤーは多いのではないでしょうか。

 オリジナルであるファミコン版とリメイク版、どちらをやり込んでいたかで、ミネアへの印象はかなり変わってきます。ファミコン版でのミネアは、回復系や補助系呪文に加えて「バギ」系の攻撃呪文を覚える安定感のある存在であるものの、「クリフト」という強力なライバルが存在します。

 ミネアは回復、補助の面で「ラリホー」系や「ベホマ」、「ザオラル」、「フバーハ」などを覚えます。対するクリフトは、ミネアと同じく回復系に加え、「スクルト」や「ザキ」系全般、ザオラルの上位互換である「ザオリク」など、ミネアよりも汎用性の高い呪文を大量に覚えます。これによってミネアが好きなのに、泣く泣く馬車を温めさせるプレイヤーが続出しました。

『ドラゴンクエストVI 幻の大地』の「テリー」も、ファンの間で「ドランゴ引換券」と揶揄(やゆ)される残念なキャラです。テリーといえといえば外伝作品でもおなじみのキャラで、銀髪ときりっとした顔立ちが印象的な、「ドラクエ」界を代表するイケメンのひとりです。テリーは仲間になるまでのメインイベントで、たびたび「強者ムーブ」を見せつけており、ようやく仲間になった時には多くのプレイヤーが感動したことでしょう。

 しかし、実際にパーティーに加入してみると、終盤という時期に反して職歴が「戦士」マスターのみというとぼしさで、習得している呪文、特技もありません。さらにはレベルを上げてもステータスの伸びがあまり良くないという結果に。下手をすると、馬車に乗せておくどころか、酒場に送っていたという人も多いかもしれません。「さぞ強いんだろうな」というプレイヤーの期待を、すがすがしいほどに裏切った残念なキャラです。

 プレイヤーの期待を裏切ったイケメンキャラといえば、『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』の「キーファ」も外せません。キーファは主人公の親友であり、本作の冒険が始まった発端といえる存在です。容姿も整っており、かなりの活躍を見せてくれるかと思いきや、予想外の結末が待ち受けていました。

 キーファは過去の「ユバール」で出会った踊り子「ライラ」に恋したことで、そのままパーティーを離脱してしまいます。世継ぎである王子としての責務を完全なる私情で投げ出し、家族へのメッセージも残さず女性を追いかける様子に、あ然としたプレイヤーは数知れません。

 プレイ当時から続くキーファへの恨みは何年経っても薄れないようで、ファンの間では「見かけると当時の怒りがこみあげてくる」「抜けるタイミングがマジで悪すぎる……まさに種泥棒」という声が散見されました。

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