「職場の人は招待したくない」最近の結婚式事情4選

最近増えているのが「結婚式に職場の人を招待したくない」というカップルです。

なぜかというと、近頃の結婚式では、ゲストの方と近い距離で楽しむアットホームなパーティーが望まれているから。そして、結婚式の目的が変化しているということも挙げられます。

ここでは「結婚式に職場の人を招待したくない」という最近の結婚式事情についてご紹介します。

「結婚式に職場の人を招待したくない」のはなぜ?

アットホームなパーティーが望まれているから

最近の結婚式トレンドは、アットホームな雰囲気のものです。

カジュアルな海外ウェディングに憧れて、貸し切りのゲストハウスやガーデンで行われる結婚式が一大トレンドとなったのが約25年前。トレンドが落ち着いた今では、カジュアルでアットホームな結婚式がすっかり定番になりました。

若い人たちにとっての結婚式のイメージは「自分たちもゲストの方も楽しめるパーティ」となり、いつもの二人らしく過ごしたいとか、ゲストにもくつろいで楽しんでほしいという思いが当たり前に望まれるようになったのです。


かしこまった雰囲気が敬遠されるから

一昔前までは、主賓挨拶や乾杯の音頭を上司に頼むのが定番でした。しかし、こうした形式ばった進行は堅苦しく、なんとなくくつろげない感じがしますよね。

かしこまった雰囲気の結婚式は、「古臭い」「ゲストを疲れさせてしまう」などの理由から敬遠されています。

職場の上司や先輩を招待すると、なにか挨拶をしてもらわないと心苦しく思う新郎新婦が多く、それであればはじめから招待しないというわけです。


結婚式の目的が変化したから

以前の結婚式は、二人の関係を公にするための「お披露目の場」という意味合いが強いものでした。

「家庭よりも会社」が重視されていたため、特に新郎側は上司や同僚などがたくさん列席し、職場関係のゲストで大変賑やかだったのです。祝電も、数十通や百通近く届くこともありました。

しかし最近では、「会社よりも家庭」を大切にするカップルが増え、結婚式は「家族や友達へ感謝を伝えるもの」との意味合いが強くなりました。

職場の人は一切招待しないというパーティも珍しくありません。結婚式を挙げることを職場に伝えていないというケースもあり、祝電が一通も届かないこともザラにあります。


面倒だから

結婚式に職場の人を招待しない理由として最も多いのが、「面倒だから」というもの。

職場ではよく話すけど結婚式に招くほど親しくないとか、仕事とプライベートは分けたいなど、いろいろな考え方があるようです。

新郎新婦で職場の人をどのくらい招待するか、その割合を考えたときに、人数に差がありすぎてやめたというパターンもあります。


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職場の人を招待しなくて本当に大丈夫?

結論:なんの問題もない

職場の人は結婚式に招待しないと決めたとはいえ、やはり「本当に大丈夫だったのか」「今後の人間関係に支障はないか」など、不安がよぎることもありますよね。

しかし心配することはありません。結婚式に職場の人を招待しない人はたくさんいるので、それを気にする上司や同僚はいないでしょう。


ただしきちんと報告をすること

結婚式に職場の人を招待しなくても、職場には報告しておくのがマナーです。

結婚式やハネムーンのために休暇を取るのであればなおさら。休暇中の引き継ぎを頼んだり、自分の担当業務を変わってもらったりすることがあるかもしれないので、きちんと伝えておきましょう。


職場への上手な報告の仕方とは

職場の人を結婚式に呼ばないとなると、式を挙げることを伝えるのは気が引けますよね。しかし、だからといって黙っているのもよくありません。

結婚式が決まったら、早いうちに報告することが大切です。そのときに、職場の人は招待しないことをはっきり伝えておきましょう。早い時期に招待しないことを伝えておけば角が立ちません。

伝えるときは「家族の意向もあって身内のみで挙げることにした」「親しい友人のみを招く」などと理由を添えると、納得してもらいやすくなります。