人間関係や恋愛を円滑に進めるために、大切な要素の一つが「共感力」です。
相手の気持ちや感じ方を否定せず共感することで、「この人は自分のことを分かってくれるんだ!」という安心感と信頼感を与えることができます。
共感力がないと人間関係で問題が生じやすく、非モテの原因にもなりかねません。そうならないためにも、自分の行いを振り返りながら参考にしてみてくださいね。
共感力が低い人が引き起こす問題や影響とは
それでは早速、具体的にどんな問題や影響があるのか、友人関係・職場・恋愛関係それぞれのシーンで想定しながら、4つ挙げていきます。
①空気の読めないアドバイスをしてウザがられる
「自分の気持ちを分かってほしい!」「ただただ慰めてほしい……」そんな気持ちって誰でもあるものですし、本当に辛い時はアドバイスを聞き入れる心の余裕すらありません。
しかし共感力が低い人は、相手の現在の状況が読み取れず、余計なアドバイスをしてウザがられてしまうことがしばしばあるのです。
たとえば、友達が失恋してかなりのダメージを受けている時に、「〇〇ちゃんのこんなところが悪かったんじゃない? これから直した方がいいよ!」なんてアドバイスを、平気で「良かれと思って」できてしまうのです。
共感力のなさは、時に空気の読めない発言で相手を傷つけてしまうことに繋がります。これが続くと、徐々に距離を置かれて友達が離れていく……なんてことも十分有り得ます。
②リアクションが薄く話をする気が失せる
楽しかったこと、驚いたこと、感動したこと……日常での喜怒哀楽のエピソードを誰かに話して共有したい! 共感してほしい! そう思うのがコミュニケーションの基本だと思います。
共感力が高い人は、「すごいね! それでどうなったの!?」などと興味深々に話を聞いてくれ、質問したりもしてくれるので、ついつい会話も弾んで楽しい気持ちになれますよね。
しかし、相手が共感力が低く「ふーん」「そうなんだ」というようなリアクションばかりだと、「興味がないのかな、一緒にいてつまらないのかな」と感じてそれ以上話をする気持ちが失せてしまうでしょう。
“自分の話に興味がない=自分に対して興味がないんだな”とも受け取られるので、恋愛でも「この人と次のデートはナシ」と見切りをつけるきっかけにもなってしまいます。
③できない人の気持ちがわからず反感を買う
自分にとっては難なくできることも、誰かにとっては難しく感じてることってありますよね。
共感力が低い人は、そんな想像力を働かせることができず、全て自分を基準として考えるため、「そんなこともできないの?」という感じで悪気なく相手に接してしまいます。
同僚から反感を買ったり、嫌味な上司だと思われるだけならまだしも、今はパワハラに対しても厳しい目が向けられる時代です。
共感力のない人が何気なく放った一言が、パワハラだと捉えられ、問題に発展するケースもしばしばあるようです。
④恋人の気持ちに寄り添う姿勢がなく喧嘩が多くなる
恋人とのあいだで喧嘩の原因になりがちなのが、価値観のズレだと思いますが、これはお互いの価値観が違うことを前提に、どこまで相手に寄り添い、共感する姿勢を持つかで結果が変わってきます。
自分とは違う価値観だったとしても、「あなたはそんなふうに感じたんだね」と共感して相手を認めることが望ましいですが、自分の考え方に固執し「それは違うと思う!」と相手の気持ちを否定する言動が多いと、喧嘩も多くなり徐々にすれ違いが生じます。
共感力がないということは、恋人関係の維持に欠かせない大切な要素が欠如しているといっても過言ではないでしょう。
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共感力が低いと損をする?
共感力が低すぎるということは、やはり損なのでしょうか。反対に、共感力が高すぎることでの影響についても触れてみました。
結果的には「YES」
仕事や恋愛面でも共感力の高さが鍵となり、人間関係がスムーズに構築できる場面は多いですから、共感力の低さで損をするということは多いと言えるでしょう。
無自覚に相手を傷つけてトラブルになったり、信頼関係を築けず孤立してしまったりと、親しい友人や恋人ができずに孤独を感じるという弊害もあります。
共感力が高すぎることでの苦労もある
しかし反対に、共感力は高ければ高いほどよいというわけでもありません。
共感力が高すぎることで、相手の表情やふとした言葉で気持ちを察知して気疲れしてしまったり、傷つきやすく生きづらさを抱えたりしている人もいます。
また、災害や事故などのニュースを見て、その悲しみに共感し、自分ごととして捉えてしまうことで、気持ちが落ち込みやすくなるという影響もあります。
共感力が高い人は高い人なりの苦労があります。高すぎても低すぎてもよくないのです。