アプローチの“距離感”が良くなる方法とは…?「4つの振り幅を極める」とプロが解説

アプローチの距離感は「何ヤードをどうやって打つか」ではなく、「特定の振り幅でスイングした際に何ヤード飛んだか」の結果論で作ることが大事です。

飛距離をチェックする練習法を吉本巧プロが解説します!

練習法 距離感は振り幅の「結果論」で作る

まずは、フルショットで何ヤード飛んだか飛距離をチェック。次にその半分の振り幅で、さらにその半分の振り幅でそれぞれ何ヤード飛んだかを確認します。最後に、フルショットとハーフショットの中間のスリークォーターをやれば、4つの飛距離が作れます。

このとき、スタンス幅やグリップの握りも振り幅に合わせて調節するのがポイントです。50ヤードとか30ヤードとか、区切りのいい数字でなくてもいいんです。コースではこれら4つの「結果の距離」を基準にプレーしましょう。

1 フルショット

まずは振りすぎない範囲でのフルショットで何ヤード飛んだかをチェック。時計の文字盤でいえばトップは左腕が11時くらい

2 ハーフショット

次にハーフショット。グリップの真ん中を持ち、スタンス幅はフルショットの半分で、振り幅は時計の9時が目安だ

3 1/4ショット

ハーフショットのさらに半分の振り幅。時計の文字盤でいうと7時すぎくらい。グリップは目いっぱい短く。スタンス幅もハーフショットの半分

4 3/4ショット

フルショットとハーフショットの中間。腕が地面と水平くらいが目安だが、あまり細かく決めずに「心地いい振り幅」でもOK

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動きのチェックはマットからでもできる


スタート前にドライビングレンジでアプローチも練習しましょう!

アプローチ練習場のないコースでも、スタート前にアプローチの練習はやっておくべきです。とくに、動きの基本の部分はマットの上でも確認できるので、必ずおさらいしてからスタートしましょう。アプローチが苦手な人は、腰を落としてハンドダウンに構えがちですが、これはウエッジがヒールから入ってザックリしやすいのでNG。

少しボールに近づきハンドアップに立って、親指を押し下げるようなテンションをかけて振りましょう。スイングは左肩を支点に、振り子のように腕とクラブを振るのが理想です。このとき、肩がリキんでいるとスムーズに動かないので、左肩を首から遠ざけるようにするといいですよ。